ヘッジファンド、米AI関連投資手控え=ゴールドマン

米ゴールドマン・サックスの24日付のリポートによると、ヘッジファンドは先週、ハイテク株への投資を手控えた。(2025年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[ロンドン 27日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックス(GS.N), opens new tabの24日付のリポートによると、ヘッジファンドは先週、ハイテク株への投資を手控えた。ロイターが27日、1月17─24日の投資動向に関するリポートを確認した。
ヘッジファンドが米国での人工知能(AI)ブームが継続するか否かを見極めようとする中、中国の新興企業「ディープシーク(DeepSeek)」による低価格のAIモデルが人気を集めており、米国企業がもたらす収益性での優位性への信頼が揺らいでいる。 米証券取引所のナスダック(NDAQ.O), opens new tab先物とハイテク株は27日、下落した。

ハイテク株に限らず、インフラを含めた周辺分野に関しても、米ヘッジファンドによる株式の売却が続いている。ゴールドマンによると、AIの進展で恩恵が期待されるデータセンターや電気自動車(EV)の充電ステーションを建設する企業などがこうした対象となった。

ヘッジファンドは直近の1年間、こうした分野に消極的な投資スタンスを続けており、2024年6─8月には大量に売却している。

アーレン・キャピタル・マネジメントのマネージング・ディレクター、ブルーノ・シュネラー氏は「ディープシークのような企業との競争を受け、米国内での多額の投資にもかかわらず、この分野で米国の優位性が持続するかどうかに疑問が生じている」とし、ヘッジファンドは、関連する米国株に「様子見」の姿勢を取っているとの見方を示した。

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