長距離空対空ミサイルやステルス戦闘機F35Cに熱視線 米海兵隊と海上自衛隊が航空祭
AIM174B空対空ミサイルを吊り下げて展示された米海軍のFA18F戦闘攻撃機=4日午前、山口県岩国市(彦野公太朗撮影)
米軍と海上自衛隊が共用する岩国航空基地(山口県岩国市)を年に一回、一般開放する航空祭「フレンドシップデー」。4日に13万人が訪れたイベントで披露された戦闘機などを、写真と動画で振り返る。
地上展示では、米海軍の最新鋭ステルス戦闘機F35CライトニングⅡやFA18Fスーパーホーネット戦闘攻撃機に、AIM174B空対空ミサイルが搭載された状態で公開された。
朝日に照らされる航空自衛隊の戦闘機F15J=4日午前5時34分、山口県岩国市(彦野公太朗撮影)
自衛隊機は航空自衛隊の戦闘機F15JやKC767空中給油機を展示。米海軍のCMV22オスプレイは、陸上自衛隊のV22オスプレイと並んでお目見えした。
飛行展示では、フレンドシップデーでは初めて、海上自衛隊のアクロバット飛行チーム「ホワイトアローズ」が登場し、整った編隊飛行を披露。米海軍のFA18F戦闘攻撃機や米海兵隊のF35Bステルス戦闘機も、迫力ある飛行を実施した。
このほか、海上自衛隊岩国基地所属のUS2が、救難飛行艇の特性を生かした飛行を披露。航空自衛隊の築城基地所属のF2戦闘機も機動飛行した。
望遠レンズを構え、熱心に写真に収める来場者も。米海兵隊岩国航空基地のリチャード・ラスノック司令官は「重要なパートナーの海上自衛隊とともに日々、肩を並べて仕事をしている様子を見ていただけたと思う。(フレンドシップデーは)軍としての強さや協力関係を実際に見てもらえる大切なイベントだ」と話していた。(彦野公太朗)