プーチン氏、制圧ウクライナ地域「ロシア領承認」を米に期待=報道
プーチン大統領はトランプ米大統領に対し、ロシアが2014年に一方的に「併合」したクリミアのほか、ウクライナ東・南部4州をロシア領として正式に承認するよう求めている。写真は18日、ロシア大統領府(クレムリン)で撮影(2025年 ロイター/Sputnik/Mikhail Metzel/Pool via REUTERS)
[モスクワ 19日 ロイター] - プーチン大統領はトランプ米大統領に対し、ロシアが2014年に一方的に「併合」したクリミアのほか、ウクライナ東・南部4州をロシア領として正式に承認するよう求めている。ロシア紙コメルサントが関係筋の話として報じた。
コメルサント紙は、プーチン大統領が参加した18日の非公開のビジネスイベントに出席した関係筋の話として、 プーチン氏はウクライナのルガンスク、ドネツク、ザポロジエ、ヘルソンの4州とクリミアを米国が正式にロシア領として承認することを望んでいると報じた。
近い将来に米国が承認すれば、プーチン氏は見返りとして、ウクライナの港湾都市オデーサやその他のウクライナ領土に対する領有権を主張しないと確約するという。
ロシア大統領府のペスコフ報道官はコメルサント紙の報道について、プーチン氏は18日に実施したトランプ米大統領との電話会談でこの問題について協議していないと述べた。プーチン氏が18日の非公開イベントでウクライナについて言及したことは認めたものの、クリミアとウクライナ東・南部4州をロシア領として承認する案に触れたかについては確認しなかった。
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