ガザ敵対再燃「ハマスに責任」、米国連大使代行がイスラエル支持

米国のドロシー・シェア国連大使代行は18日に開かれた安全保障理事会で、パレスチナ自治区ガザで敵対行為が再開したことの責任はイスラム組織ハマスのみにあるとの考えを示し、米国はイスラエルの今後の措置を支持すると表明した。写真は同日、ガザ地区中央で撮影(2025年 ロイター/Ramadan Abed)

[18日 ロイター] - 米国のドロシー・シェア国連大使代行は18日に開かれた安全保障理事会で、パレスチナ自治区ガザで敵対行為が再開したことの責任はイスラム組織ハマスのみにあるとの考えを示し、米国はイスラエルの今後の措置を支持すると表明した。

シェア氏は、「戦闘再開の責任はハマスだけにある」とした上で、ハマスが停戦延長と恒久的停戦の枠組みを交渉する時間を与えるための、あらゆる提案と期限を拒否してきたと非難。

また、トランプ大統領が、ハマスが拘束している人質を直ちに解放しなければ、高い代償を払うことになると明言したことも明らかにした。

イスラエル国防軍(IDF)がガザで無差別攻撃を行っているとの主張については否定し、IDFはハマスの拠点を攻撃していると主張。

ハマスが民間インフラを攻撃の足がかりにし続けていることはよく知られているとした上で、「米国はこの行為を非難しており、他国もそうすべきだ」と言明した。

イスラエルとハマスが1月に合意した停戦の延長交渉が膠着する中、イスラエル軍は18日未明、ガザ地区に対する大規模な攻撃に踏み切った。イスラエルの攻撃で400人以上が死亡しており、ハマスは停戦合意違反と非難している。 もっと見る

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