【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 活躍余地大の円高メリット株!米国のドル安指向が強烈な追い風に
もちろん、私の勝手な思い込みではあることを願うが、トランプ大統領がドル安歓迎を指向していることも踏まえると、ここでは円高メリット関連株への投資を考えておきたい。
●原料輸入依存の食品を中心に高値を期待具体的には、まずは山崎製パン <2212> [東証P]になる。NHKの朝ドラ「あんぱん」を見ておられるだろうか。私は毎回欠かさず見ていて、かなり面白い。そのため、家族に毎日のようにあんぱんを買ってくるよう頼んでいる。ドラマを見ていると、食べたくなるのだ。ドラマに出てくるあんぱんは、山崎製パン製ではないものの、 パンといったら私は山崎製パンとなるし、同社のパン原料である小麦は主にカナダ、米国から輸入されている。当然円高メリットを受けるため、株もさらなる高値が見込める。
これから気温が上がるにつれてどんどん飲むことになるのがビール。原料となるホップもほとんどが海外からの輸入品。キリンホールディングス <2503> [東証P]、アサヒグループホールディングス <2502> [東証P]に共通するのでビール株へのシフトも成功確率が高い。
食肉ももちろん海外からの輸入が多く、食肉なら食肉卸のスターゼン <8043> [東証P]、ハムの製造販売大手である日本ハム <2282> [東証P]、運営する「業務スーパー」で肉の販売が好調な神戸物産 <3038> [東証P]、「こてっちゃん」で知られるS Foods <2292> [東証P]も目先急騰を演じているが、一服局面を見逃さないようにしたい。
魚はどうか。もちろん円高メリットを受けるため、ニッスイ <1332> [東証P]、マルハニチロ <1333> [東証P]がある。
以上の他、すでに大谷選手関連として取り上げた日清製粉グループ本社 <2002> [東証P]もまだ続伸余地ありと見てよいし、甘党の私としては砂糖関連株も外したくない。そこで、製糖国内最大手のDM三井製糖 <2109> [東証P]になる。ただ、値動きはかなりスローなので、この点は承知の上での投資をオススメしたい。
食品ばかりになってしまったので、他分野にも目を向けておくと、パルグループホールディングス <2726> [東証P]がある。ファッション中堅で、若い女性たちに超人気の「チャオパニック」の運営が絶好調、300円中心の雑貨店「3コインズ」も順調に拡大中のため、株も魅力的だ。100円ショップ大手のキャンドゥ <2698> [東証S]、セリア <2782> [東証S]も、今後は節約指向の高まりを背景に需要増が見込めるため、投資対象としたい。
2025年4月18日 記 株探ニュース