前世代「RTX 4060 Ti」より13%程度の性能向上!「GeForce RTX 5060 Ti 16GB」のベンチマーク登場

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発売が近いと噂される「GeForce RTX 5060 Ti 16GB」ですが、Geekbench上でそのスコアが確認されました

前世代機である4060 Tiより13%程度の性能向上を果たしている模様です。

前世代より着実に性能向上も伸び幅にやや不満も、DLSS 4の性能でカバーなるか?

NVIDIA製GPUの「GeForce RTX 5060 Ti」は、5000番台の中でもエントリークラスに位置し前世代同様にVRAM容量が8GBおよび16GBの2モデルが存在するとされています。

この「RTX 5060 Ti」の16GBモデルですが、ベンチマークソフトGeekbenchにてスコアが登場、前世代機「4060 Ti」に対し13%程度の性能向上を果たしているのが確認されました。

なおスコアは前世代である「4060 Ti」を越えつつも「4070」には劣っているほか、競合と目されている「Radeon RX 9070」に対しOpenCLでは5%程度上回るもVulkanでは16%程度下回るものとなっています。

あくまでベンチマークソフトのスコアは目安であり実際のゲーミング性能を正確に反映しているわけではありませんが、少なくとも「Radeon RX 9070」に対してはAPIによる有利不利が予想される結果となっています。

ただ、前世代からは着実に性能向上を遂げつつもクラスの壁を超えられていないという点で伸び幅という視点では少し不満が残るものとなっており、「4060 Ti」ユーザにとってどの程度買い替え意欲が生じるかはDLSS 4の性能を含めて判断されるものと思われます。

一方で「5070Ti」ないし「5080」に匹敵するVRAM容量を活かして、画像などの生成AIでは強さを発揮できる可能性もあることからそうした用途では注目モデルと言えます。

直近ではベンチマークソフト「AIDA64」が公式に対応するなど、その足音は着実に近づきつつあります。

《K.K.》

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