「Apple 梅田」遂にオープン!関西第3の直営店がグランフロントに誕生、現地レポートをお届け
2025年7月26日(土)午前10時、Appleは大阪・梅田に国内11店舗目となる直営店「Apple 梅田」をオープンしました。関西では「Apple 心斎橋」「Apple 京都」に続く3店舗目となり、関西エリアのAppleファンにとっては待望の新拠点です。
開店初日には、猛暑のなか2,000人以上の来場者が列を作り、記念ノベルティを手に笑顔で入店。現地の熱気に包まれた1日を、写真とともにレポートいたします。
なお、Apple 梅田のストア内部の詳細については、先日開催された内覧会のレポート記事で紹介しているので、そちらもあわせてご覧ください。
前夜から列が伸び続けた「Apple 梅田」オープン当日の様子
Apple 梅田が入居するのは、JR大阪駅に直結する大型複合施設「グランフロント大阪」です。オフィスや商業施設、ホテルなどが一体となったこの施設は、国内外からの観光客やビジネス客が行き交う、関西屈指の人流エリアです。
これまで関西には、「Apple 心斎橋」(大阪)と「Apple 京都」の2店舗がありましたが、今回の新店舗によりAppleは関西で3店舗体制を構築。大阪だけに限定すると2店舗を展開することになり、東京に次ぐ直営店密度となります。
オープン前日の夜から、ストア前には熱心なファンが集まり始め、JRの始発が動く頃には列が一気に伸長。うめきた広場に面した歩道沿いまで行列が到達し、開店10分前には2,000人以上が並ぶ大行列となっていました。
午前9時50分頃には、AppleのTシャツを着たスタッフたちがストアから走り出し、待機列の来場者と次々にハイタッチ。Apple Storeならではの恒例セレモニーで会場のテンションは一気に最高潮に達し、午前10時、カウントダウンとともに「Apple 梅田」が盛大にオープンしました。
「SNSは見ず、自分を信じて頑張った」入店1号の学生が語る
今回、最初に入店したのは大阪在住の学生の方で、なんと前日の午前10時から現地で待機していたそうです。長時間の待機の疲れもあるなか、終始明るい表情で簡単なインタビューに応じてくれました。
X(旧Twitter)では1番乗りを目指す投稿が相次いでいたこともあり、オープン初日はSNSを通じた情報戦が繰り広げられていました。しかし、この学生は「SNSはあまり見ていませんでした。自分を信じて頑張りました」と笑顔で話してくれました。ちなみに入店後は、将来の製品購入のためにAppleギフトカードも購入されたそうです。
店内には最新製品を手に取る来場者の姿も。Apple Vision Pro体験も人気
開店後の店内には、iPhone 16 ProやHomePod miniを購入する来場者が多く見られました。Apple Watch Series 10やAirPods Maxなどを手にする方の姿もあり、オープン初日を記念して製品を購入する方が多かった印象です。
また、AppleスタッフによるApple Intelligence関連機能の使い方講座も開催されており、参加者は自分のiPhoneや展示機を手に取りながら、新機能を試す様子が見られました。
なかでも注目を集めていたのが、国内初導入となるApple Vision Pro専用体験エリア「エクスペリエンスルーム」です。Apple Vision Proを装着し、周囲を透過するように見渡す映像体験に、多くの来場者が驚きの声を上げていました。
中には、自身が所有するApple Vision Proを首から下げたまま店内を歩く来場者の姿もあり、新しいストアのオープンを心から楽しむファンの熱量が伝わってきました。
「デザインが可愛い」と評判のノベルティ目当てに並ぶ人も
当日は、来場者に向けたオリジナルノベルティの配布も行われました。内容は、Apple 梅田のロゴがデザインされたトートバッグ、マグネット式ピンズ、ステッカーの3点セット。特製の化粧箱に収められており、現地でも高い注目を集めていました。
ノベルティの配布は正午頃までに終了しましたが、列に並んだ来場者の多くが無事に手にできたようです。
Appleにとっても、関西にとっても「意味ある1日」に
Apple 梅田は、関西第3の拠点というだけでなく、JR大阪駅直結という全国でもトップクラスの好立地に誕生した戦略的ストアです。今後は、新製品発売時やToday at Appleのセッション開催時に賑わいを見せるだけでなく、日常的に人が行き交う「地域の拠点」としての役割も期待されます。
Appleがこの場所に新店舗を構えた背景には、再開発が進む「うめきた」エリアのポテンシャルと、関西一帯におけるブランド浸透を見据えた長期的な戦略があると考えられます。
オープン初日には2,000人を超えるファンが列をなし、開店と同時に大きな歓声が上がる場面も見られ、Appleというブランドに対するユーザーの熱量の高さを、あらためて肌で感じる1日となったのは間違いありません。
今後も新製品の発売やToday at Appleのイベントなどを通じて、Appleファンの熱気が集まる新たなランドマークとして存在感を強めていくことでしょう。
ちなみに、Appleは首都圏と関西地域を中心に新規ストアを増やしていますが、そのほかの地域への出店を望む声も小さくありません。以前にストアがあった札幌や仙台、さらには神戸や横浜などストアがあっても良さそうな場所は、この国にはまだまだあります。これらの地域に新たなストアが作られる未来にもすこし期待したいところです。
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