13シリーズ以前の人がiPhone 16に買い替えた方が良いと思う理由5つ

iPhone 16

皆さん、どのiPhoneを使っていますか?

昨今では携帯キャリアの2年縛りもなくなり、新モデルのデザインも以前ほど大幅に変わらなくなってきたため、買い替えのタイミングを見計らうのが難しくなってきたように感じます。

それもあってかiPhoneの売上が低迷しているという報道もありますが、日々の私生活、場合によっては仕事で使う大切なツールである以上、アップデートをしていきたいものです。

昨年登場した新作16シリーズへの買い替えをしたほうが良い人はどのような人か、それはズバリ

iPhone 13シリーズ以前を使っている人

だと私は思います。iPhone 16シリーズの登場にあわせて販売終了したiPhone 13シリーズ。

私はiPhone 16が出てすぐにiPhone 11 Proから切り替えましたが、もっと早く買い換えればよかったという後悔の念も込めて、その理由をまとめてみました。

理由1:パフォーマンスの壁

Geekbenchのスコア

日々使うアプリやサービスをできる限りスムーズに使えると、効率性が上がり、ストレスも抑えられるものです。

最新のスマホが高性能化すればするほど、ウェブサイトやアプリがスマホに求めるパフォーマンスも上がっていき、古いスマホだと処理するのに苦労することも多々あります。

実際、私が使っていたiPhone 11 Proはアプリ間のテキストのコピペのたびにアプリが再起動したり、2024年夏にバッテリー交換をしたのにも関わらず、冬頃にはすでに持たなくなっていたり、筐体が手に持てなくなるほど熱くなったりとさまざまな問題を抱えていました。

ここまで来ると「買い替えたほうが良い」というよりは「買い替えなければならない」段階に来ていたような気もしますが、このような問題で無駄にした時間や効率性を考えると、早く買い替えておけばよかったなと思っています。

ベンチマークスコアを調べてみると、最新のiPhone 16 (Proではない)モデルのスコアはiPhone 12の約2倍。実際の使用状況にも大きく異なりますが、「12以前のモデルを使っている人は、現在の16の半分以下のパフォーマンスを持っている」という話になります。

理由2:ケースやアクセサリーの選択肢

SmallRigのアクセサリー

古いiPhoneを使っていて意外と困るのがケースの選択肢です。

ほとんどのケースメーカーは最新モデルに焦点を当てるため、現行販売されていても少し古いモデルだとあまり選択肢がなかったり、ましてやiPhone 13以前の販売終了しているモデル向けとなると相当選択肢が限られてきますよね。

私がiPhone 11 Proと同時に購入した「Apple Smart Battery Case」は、バッテリーを充電できるうえにカメラボタンが付いていてとてもお気に入りだったのですが、2024年にもなるとさまざまなところが剥がれ落ち、買い替えようと思ったときにはサードパーティの類似品も手に入らなくなっていました。また、そうでなくても単なるプラスチックではない高機能なケースも新製品にシフトしていたのが残念でした。

ケースやアクセサリーは、自分の好みや用途に合わせて変えることができる限られたハードウェアのカスタマイズの一部でもあります。さまざまな選択肢から選べたほうが嬉しいですよね。

理由3:なんだかんだ言って新機能は増えている

カメラコントロール

毎年のアップデートはそこまで大きな変化には見えないかもしれませんが、塵も積もれば山となり、何年か飛ばすと意外と大きな差となるものです。

アップルのウェブサイトでiPhone 16iPhone 13と比較してみても、

・アクションボタン

・Apple Intelligence

・カメラコントロール

・超高解像度の写真

・マクロ写真撮影

・空間写真と空間ビデオ

・光学ズームオプション(2倍が追加)

・Dynamic Island

など、ハードウェア/ソフトウェアの両面で新たな機能が数多く追加されており、iPhone 13以前のモデルをお使いの場合はその差は更に大きくなります。

「Future proof(将来への備え)」というワードがあります。「将来何があるかわからないから、それに備えて準備しておく」という考え、iPhoneにも十分当てはまります。

必要になったときに買い換えれば良いという考え方も一理ありますが、Apple Vision Pro向けの空間写真/空間ビデオのように、新機能が登場時までのコンテンツにも依存する可能性は十分あります。Apple Vision Proを今後使う予定がないという方でも、将来的に見返す写真がより高画質であることに越したことはないでしょう。

ひと昔前は普通に思っていたYouTube初期の360p動画が、今では恐ろしいほど低画質に見えるのと同じように、「将来への備え」はスマホでも必要なんです。

理由4:USB-C

正直なところ、USB-Cへの移行はとくにメリットとは見ていませんでした。これまでLightningを使っていて特に困ったことはありませんでしたし、USB-C対応のアクセサリーは何個か持っていましたが、付属ケーブルとまとめて保管していたため便利さも不便さも感じない日々。

しかし、日常でおそらく最も頻繁に使うiPhoneだからこそ、一回飛び込んでみると便利さに気が付きました。一つのケーブルでiPhone、ヘッドホン、パソコン、モバイルバッテリーなどを充電できるのは楽で、「一つのデバイスに一つのケーブルを」ではなく、「一つの場所に一つのケーブルを」持っておくスタイルに変わりました。

机やベッドサイドテーブルのスリム化につながったり、購入するケーブルの数を抑えられているのでとても助かっています。この記事も取材の出張先で書いているのですが、充電アダプターの数を減らすことができたおかげで、荷物を大幅に減らすことができました。

デメリットとしては、USB-Cに限った話ではありませんが、USB PD(USB Power Delivery)やThunderboltとの見分けがすぐにはつかないことでしょうか。

買い替えになかなか踏み込めないiPhoneユーザーの方、ちょうどApple Intelligenceも搭載されたことですし今がそのときなのかも知れませんよ。

Photo: Kohei.K

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