iPhoneSEの「後継」が発表されたものの、価格が「9万9800円」で驚愕……! なぜこんなに高くなるのでしょうか?

「iPhone 16e」は、従来のiPhone SEシリーズの後継機として位置づけられています。しかし、その価格は9万9800円からと、前モデルのiPhone SE(第3世代)と比べると、大幅な値上げとなっています。この価格設定の背景には、以下のような要因が考えられます。 (1)為替レートの影響 近年の円安傾向により、輸入製品であるiPhoneの価格は上昇傾向にあります。価格設定において、為替レートの変動が反映されることにより、円安が進行すると日本国内での販売価格が上昇する傾向があります。 (2)製造コストの増加 「iPhone 16e」では、6.1インチの「Super Retina XDRディスプレイ」や、Apple独自設計のセルラーモデム「Apple C1」の初搭載など、ハードウエアの大幅なアップグレードが行われています。これらの新技術の採用に伴い、製造コストが増加し、その結果として販売価格にも影響を及ぼしています。 (3)新機能の追加 「iPhone 16e」は、最新のA18チップを搭載し、AppleのAI機能である「Apple Intelligence」に対応しています。これにより、ユーザーは高度なAI機能を日常的に利用できるようになりました。しかし、これらの新機能の追加は、開発コストやハードウエアの強化を必要とし、結果的に価格上昇の一因となっています。

Appleによれば、「iPhone 16e」の価格設定を他のモデルと比較すると、以下のようになります(2025年3月現在)。 ●iPhone 16 Pro(128GBモデル):15万9800円 ●iPhone 16(128GBモデル):12万4800円 ●iPhone 15(128GBモデル):11万2800円 ●iPhone 16e(128GBモデル):9万9800円 このように、「iPhone 16e(128GBモデル)」は「iPhone 16(128GBモデル)」よりも2万5000円、「iPhone 15(128GBモデル)」よりも1万3000円安く設定されています。しかし、従来のiPhone SEシリーズと比較すると、価格差は縮小しており、ユーザーにとって「手頃な価格」の選択肢が減少したと感じられるかもしれません。

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