中国AIアプリ「ディープシーク」にサイバー攻撃、新規登録を制限

 1月27日、 中国の人工知能(AI)企業であるディープシークが低コスト生成AIモデルを開発したことを受け、米株式市場ではAI半導体大手エヌビディアが売り込まれ、AI分野に焦点を当てた上場投資信託(ETF)も大幅下落した。写真はディープシークのロゴ。27日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[27日 ロイター] - 中国の人工知能(AI)開発の新興企業ディープシークは27日、サイバー攻撃を受けたため、 同社の生成AIアプリへの新規登録を一時的に制限すると発表した。

ディープシークのAIアプリは27日、アップルのアプリ市場「アップストア」の米国版でチャットGPTを抜き、無料アプリランキングで首位に立った。 もっと見る

これを受け、ディープシークのウェブサイトで障害が発生。同社はログインを巡る問題は解決したとしているが、この日の障害は過去約90日で最も長く、同社のAIアプリが突如の人気を集めていた際に発生した。

アプリデータ調査会社のセンサータワーによると、ディープシークのAIアプリは今月10日のリリース以降、米国ユーザーの間で急速に人気を集めている。

低コストのAIモデルの登場を受け、AIの収益性と先端半導体への旺盛な需要に対する投資家の信頼が揺らいだことで、アジア市場のほか、米株式市場でもハイテク株に売りが出ている。 もっと見る

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