消したアプリが知らぬ間に復活? 最新iOS 18.4へのアップデートで 一部ユーザー
アップルは米国時間3月31日、最新のiPhone向けアップデート(iOS 18.4)をリリースした。当初リリースは4月になると見られていたため、多くの人々を驚かせることとなった。重要なセキュリティ修正を含む多くの内容が盛り込まれている一方で、以前削除したiPhoneアプリが再インストールされるという面倒な問題も起きているようだ。 iOS 18.4をインストールすると、以前削除したアプリが謎の再出現をしたと、一部のユーザーが報告している。また、Redditの一部ユーザーは、インストールした覚えのないアプリが現れたとも述べている。これらはいずれも、9to5Macのベン・ラブジョイも確認している。 アップデートが配信された米国時間31日以降、削除したはずのアプリが戻ってきたという指摘がアップルのサポートコミュニティに複数寄せられた。あるユーザーは「iOS 18.4にアップグレードした後、私のiPhoneに『Last war survival』が勝手にインストールされました。このアプリは数カ月前に一度入れましたが、数時間後にアンインストールしたものです。それがホーム画面にまた現れたのです。ほかのアプリでも同様の現象を報告するユーザーも大勢います」と述べている。 これは少々厄介だ。深刻というほどではないにせよ、一度削除したアプリが『聖書』に登場するラザロのように復活するたびに、手動で消し直さなければならないのはうれしいものではない。また、ストレージ容量が足りない場合、不用意にアプリが再インストールされるのは最も避けたい状況だ。アップデートの何らかの仕組みに不具合が生じている可能性がある。 一方、Redditでは『Dropbox』や『Call of Duty』といったアプリが突然現れたと主張するユーザーもいる。あるRedditユーザーは「私のホーム画面に『Cooking Mama』のアプリが追加されました。奇妙なのは、App Storeを見ると『入手』ボタンが表示されて、再ダウンロードではない扱いになっていることです。つまりApp Store上では一度も所有したことがないことになっているのに、なぜかデバイスに表示されたのです」と述べている。 今のところ、この問題が発生しているのは一部のiPhoneユーザーのようだが、さらに広範囲に及べば深刻な問題になりかねない。
David Phelan