家電オタクの勝間和代が「スマホ以上」「買ってよかった家電ナンバー1」と断言する物は? 機種やアクセサリへのこだわりも語る

これまでに試した家電は2000を超えるという、実は家電オタクの勝間和代さん。大手コンサルのマッキンゼー、金融大手のJPモルガンなどに勤めたのち、投資顧問・経営コンサルとして独立したキャリアを持つほか、3女の母でもある。 勝間さんは、テクノロジーを導入することで無駄なことに脳のリソースを使わない、つまり「考えることを減らすこと」で生産性を上げ、自分の時間を取り戻すことを目的に、様々な家電を試してきたそう。 その中で、「スマホ以上」に重要だと感じた「買ってよかった家電ナンバー1」と断言できるものがあるという。勝間さんの近著『仕事と人生を変える 勝間家電』(ダイヤモンド社)から、彼女が絶賛する家電とその理由を見ていこう(以下は同書の一部を抜粋・再編集しました)。  ***

 生産性を上げるにはスマートウォッチはスマホ以上に重要で、これが「買ってよかった家電ナンバーワン」です。  一般的には、「スマートウォッチを使っている人」と「使っていない人」に大きく分かれると思いますが、ぜひ、スマートウォッチを活用する側になってほしいと思います。  スマートウォッチを活用するとはどういうことかというと、自分のさまざまな行動や、運動量、スケジュールをすべてウェアラブルで管理できるということです。  それによって驚くくらい時間管理ができるようになりますし体型管理もかないます。 「スマホをずっと持ち歩いているのに」と言われそうですが、スマホはポケットに入っていたり、机の上に置いていたりと、24時間365日必ずしも体にくっついているわけではありません。  それに比べてスマートウォッチは体と密着していますので、これを使えば私たちの生産性は、著しく向上する余地があるのです。

 私がスマートウォッチで具体的になにを管理しているかというと「行動のすべて」です。 ほぼすべてのスケジュールの管理から、タイマーやアラームまで、すべてスマートウォッチで管理します。  公共交通機関で自由に移動できるようになったのも、スマートウォッチとGoogleマップを簡単に連携できたため。これで徒歩も含めた公共交通機関の移動が非常に効率的になりました。  Apple Watchの初代が発売されたのは2015年ですが、以降、ありとあらゆる行動が変わったと言っても過言ではありません。  Googleマップだけでなく、電話の受け答えもイヤホンを通してスマートウォッチでできますので、歩きスマホで歩くスピードも落ちませんし、よそ見も不要、電話が鳴ったときいちいちポケットからスマホを出す必要もないのでスムーズです。  スマートウォッチは常にBluetoothでスマホと通信していますので、こうしたムダが出ないのです。  体調管理もストレスマネジメントもスマートウォッチ任せ。心拍数の変動などを通じて、体調の変化やストレスを100点満点で管理し、ストレスが溜まったときにはその旨を知らせてくれます。


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 いま私が使っているのはグーグルのピクセルウォッチ3です。  もともとApple Watchをシリーズ3まで使い、途中でHUAWEI(ファーウェイ)に切り替え、第4世代まで使いましたが、最近ようやくPixelが追い越してきたので、Pixelの第3世代に変更しました。  スマートウォッチには、純正のメタルバンドをつけています。というのは付属のシリコンベルトは、充電の際の付け外しがどうにも面倒だからです。汗をかいたときシリコンベルトでかぶれる人も、金属アレルギーがないならメタルにするのが推奨です。  時計に比べて純正アクセサリーはそれなりに高いので、サードパーティのベルトに手を伸ばしたこともありますが、品質が悪く、結局、純正に戻ることになったので、多少値段が高くても、ベルトは純正がおすすめです。  ベルトの値段をケチって本体を使わなくなってしまっては本末転倒ですので、常にどうしたら目の前のものを最大限に活用できるかを考えて、その活用のための投資をするようにしてください。 勝間和代(かつま・かずよ) 1968年東京都生まれ。経済評論家。早稲田大学ファイナンスMBA。慶應義塾大学在学中から監査法人に勤め、アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。3女の母。経済・教育・キャリア形成に関する発信に加え、合理的な暮らし方を追求するライフスタイル提案でも支持を集める。特に家電の選定・活用に精通し、自身の生活においても複数の家電を組み合わせ、時間と手間を最小限にする工夫を実践し続けている。著書多数。YouTubeやSNSでも積極的に発信中。 ダイヤモンド社 協力:新潮社 Book Bang編集部 Book Bang編集部 新潮社

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