GoPro復活ののろしか “シネマ”を打ち出した「MISSION 1 PRO」レビュー:荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/6 ページ)
当初、アクションカメラは「とにかく小さく軽く頑丈」で、画質はガチのカメラに比べるとちょっと劣るけど機動力やコストで圧勝する、という存在だった。その代名詞が「GoPro HERO」だ。
でも複数の会社がその市場に参入し、よりウェアラブルで小さなカメラ(insta360 goとか)や、手持ちで使うジンバルと一体化したジンバルカメラ(OSMO Pocketとか)が登場し、様々なシーンで当たり前のように使われ始めると様相が変わってくる。
撮影の現場では、撮影者の視点で捉えるアクションカメラ、ジンバルカメラ、カメラマンが撮影するビデオカメラやシネマカメラが同時に使われることとなった。このためアクションカメラにもそれらに匹敵するクオリティーが求められるようになったのだ。
アクションカメラのシネマカメラ化である。各社がこぞって上位モデルに1型センサーを搭載してきたのがその現れだ。
そして、GoPro社はHEROとは別に「GoPro MISSION 1」という新シリーズでシネマカメラ化を図ってきた。ここ数年、競争激化によるシェア減やリコール、リストラなど暗い話題が続いていたGoPro。新シリーズは復活ののろしとなるのか。
今回はGoPro MISSION 1の中で上位モデルとなる「GoPro MISSION 1 PRO」を試用した(機材協力:GoPro)。
GoPro MISSION 1 PROを手にした時、「思ったより大きくて重い」と感じたのは、シネマカメラ化にともなって全体にちょっと大きく重くなったからだった。2世代前のモデルになるけれども、手元にあった「GoPro HERO 11」と並べて見るとよく分かる。
一番違うのはイメージセンサーと画像処理エンジンだ。HEROの最新モデル「HERO13」はセンサーサイズが1/1.9型で約2760万画素なのに対し、MISSION 1は1型で約5000万画素(クアッドベイヤー配列)になっている。MISSION 1の方が面積比で3倍くらい大きい。8Kでのオープンゲート記録に対応しているほか、4Kであればデュアルゲイン読み出しによってより広いダイナミックレンジと高感度を実現できる。
また画像処理エンジンも新しい「GP3」プロセッサーとなり、電力消費が減っている。
そんなことを踏まえて使ってみる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
続きを読むには、コメントの利用規約に同意し「アイティメディアID」および「ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン」の登録が必要です
Page 2
今回のウリはオープンゲート記録とスローモーション。オープンゲートは、8Kの30fpsか4Kの120fps。どちらも4:3サイズで記録するため、あとから編集して共有環境に応じたアスペクト比で切り出すことができる。
またLOG撮影(GP-Log2)にも対応するが、RAWデータでの撮影や外部記録への対応はしていない。
何はともあれ、撮って見た結果がこちら。
通常の動画、写真、ラプス、スローモーション、スポーツPOVなど複数のモードを使って撮影したビデオクリップからいくつか選び、GoProの公式アプリ「Quik」の自動編集で編集し、ちょっと調整した動画を1つどうぞ。最後のカットはシネマティックのフィルタをかけてある。
4Kで撮ってるけど、1080pに落として1分半ほどの動画に収めている。
さすがに長年の実績があるので画質の安定感はいい。
細かい操作はタッチパネルかスマホのアプリで。
まずスローモーションから。4Kの240fps。これはいい。240fpsあるとスローモーション感がすごくきれいに出る。
夜間の屋外など暗所では低光モードが生きる。通常の動画と比べてみると、ディテールのつぶれが軽減していてクオリティーも高い。低光モード時は4K以下で。
次にアクションっぽいもの、ということで自転車に装着した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
続きを読むには、コメントの利用規約に同意し「アイティメディアID」および「ITmedia NEWS アンカーデスクマガジン」の登録が必要です