【巨人】阿部監督、中山の特大弾は「びっくりした」9月白星発進には「勝負っていうのは紙一重なんで」
◆JERA セ・リーグ 巨人4―1ヤクルト(2日・京セラドーム大阪)
巨人がヤクルトに競り勝ち、連敗を2で止めた。先発の戸郷翔征投手(25)が6回を4安打6四球と走者を許しながら1失点に抑える粘りの投球で5勝目。打線は1点を追う4回に中山礼都内野手(23)が右翼5階席へ届こうかという特大の6号ソロを放って同点とすると、5回には吉川が押し出し四球を選んで勝ち越した。9月最初の試合を白星で飾り、借金を2とした。
【巨人・阿部新之助監督の試合後のコメント】
―戸郷は何とか粘った。
「はい、その通りです」
―降板後、ベンチで戸郷に話をしていた。
「ちょっと変化球の時に(腕の振りの)緩みが出るので。バッターからだと分かるよ、っていうのはね、それはちょっと課題かなっていうのは。次の登板までに練習してくれっていうのは言いました」
―1番にキャベッジを起用。
「丸さんをね、休ませてという形だったので。丸さんのところに入れただけだったんですけど」
―最後は泉口がタイムリー三塁打。
「すごくね、うまく打って。相手の極端な守備位置にも動じずに打ってくれたと思います」
―残り21試合。
「前回のタイガース戦でもそうですし、勝負っていうのは紙一重なんで、そこをね、何とかつかめるようにみんなで頑張りたいなと思います」
―中山の同点ソロも大きかった
「そうだね。追いついて、良かったと思うよ。ナイスホームランだし、距離も出てたしね。すごかったよ、びっくりした」
―あそこまで飛ばせるのは成長。
「ね。まああれでまた勘違いしちゃいけないよね」
―泉口は打率3割に届きそうなところまで。
「毎打席、いい打席にしてほしいなってそれだけですよ」
―ベンチで岸田に熱弁していた。
「ちょっと配球のことで話して。それに応えられなかった投手に対して、ちゃんと自分で指摘しなさいっていうのは言いましたね。初球様子見でボールから入って、その次ボールじゃどうしようもないし。外のまっすぐ、ボール球から様子見ようと思ったやつが、ど真ん中まで来て、打たれたっていうのは、こういうのはね、やっぱキャッチャーとしては全てが崩れてしまうので。そういうのは、僕らが怒るのは簡単なんですけど、やっぱり現場で出ている、受けているキャッチャーが言ってあげた方が僕は効くんじゃないかなと思っているんで。僕は(現役時代は投手に)どやしてましたけどねいつも。やっぱ勝てないんで、そうしないと。そういうのもキャッチャーの仕事なんで。何でかって、勝つためにやるわけですから。負けようと思ってボールから入るわけでもないし。様子見るわけでもないんでね、その辺のことです。話したのは」