リバプールがまたも守備崩壊、PSVに大量4失点…公式戦3連敗でCL16強ストレートインに黄信号

[11.26 欧州CLリーグフェーズ第5節 リバプール 1-4 PSV]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は26日、リーグフェーズ第5節を行い、MF遠藤航所属のリバプール(イングランド)がPSV(オランダ)に1-4で敗れた。これで公式戦3試合連続の3失点以上と守備崩壊が止まらず、今季2度目の3連敗。欧州CLでは第2節ガラタサライ戦(●0-1)に続いて2敗目となり、ラウンド16に直接進出する上位8チーム入りに黄信号が灯った。

 11月に入ってプレミアリーグのアストン・ビラ戦(◯2-0)、欧州CLのレアル・マドリー戦(◯1-0)と上々のスタートを切ったリバプールだったが、直近のリーグ戦2試合では前々節のマンチェスター・C戦(●0-3)、前節のノッティンガム・フォレスト戦(●0-3)と大量失点が連続。この日も試合序盤に失点を喫した。

 前半5分、PSVはMFヨエイ・フェールマンが左CKをゴール前に送り込むと、空中戦で体制を崩したリバプールDFフィルヒル・ファン・ダイクが腕を高く上げてハンド。PSVにPKが与えられ、同6分、これをMFイバン・ペリシッチが決めて先制に成功した。

 対するリバプールも前半16分、MFアレクシス・マック・アリスターからのパスを受けたFWコーディ・ガクポがゴール左斜め前から強引なカットインシュートを放つと、これはGKマチェイ・コバージュのスーパーセーブに阻まれる。だが、跳ね返りをMFドミニク・ショボスライが流し込み、1-1の同点に追いついた。

 その後はリバプールが攻め込む時間を長く作るも、前半31分、MFライアン・フラーフェンベルフのパスを受けたFWウーゴ・エキティケのシュートがコバージュの好守に阻まれると、同32分にはFWモハメド・サラーの右CKにファン・ダイクがドンピシャで合わせたが、クロスバーに弾かれる。その結果、1-1でハーフタイムを迎えた。

 すると後半はPSVが着実に得点を重ねた。まずは後半11分、自陣からのビルドアップでMFマウロ・ジュニオールが左サイドの中央寄りを駆け上がり、スルーパスを送ると、これにMFフース・ティルが反応。ダイレクトでゴールに蹴り込み、再び勝ち越しに成功した。

 さらに後半28分、PSVはセカンドボールの目測を誤ったDFイブラヒマ・コナテの隙を突き、FWリカルド・ペピがゴール前に攻め込むと、右足シュートは左ポストに弾かれたが、跳ね返りを拾った途中出場FWクハイブ・ドリウェシュが押し込み、3-1とした。リバプールは1992年以来、33年ぶりの公式戦3試合連続3失点となった。

 なおも止まらないPSVは後半アディショナルタイム1分、カウンターから右サイドを崩すと、DFセルジーニョ・デストのマイナス方向への折り返しにまたもドリウェシュが反応。今度はゴール右下隅に豪快に突き刺し、4-1とした。試合はそのままタイムアップ。PSVがリバプールから4ゴールを挙げ、今大会2勝目を手にした。

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