「またここに戻ってきたい」ヤクルト・荘司宏太が目指す「新人王」から「セーブ王」今季45登板で防御率1・05(スポーツ報知)

◆NPB AWARDS 2025 supported by リポビタンD(26日・グランドプリンスホテル新高輪)  今季のプロ野球のタイトル獲得者などを表彰する「NPB AWARDS 2025 supported by リポビタンD」が26日、都内で行われ、阪神・佐藤輝明内野手(26)がセ・リーグ最優秀選手(MVP)を受賞した。パはソフトバンクのリバン・モイネロ投手(29)が初のMVP。新人王にはセがヤクルト・荘司宏太投手(25)、パはロッテ・西川史礁外野手(22)が選ばれた。  6割を超える得票率で2位以下に大差をつけてセ・リーグの新人王に輝いたヤクルト・荘司は「獲得できるのは一度だけ。新人王をとるんだと後半の試合に臨んだので、それが実って良かった」とマウンドではめったに見せない笑顔で喜びを語った。  即戦力の期待にこたえ、球団記録を塗り替える新人のデビューから9試合連続無失点の好スタート。5月中旬からコンディション不良で離脱も約1か月で復帰した。独特のフォームから投げ下ろす直球とチェンジアップを武器に、ベテランの風格すら漂うマウンドさばきで、45登板で2勝1敗、防御率1・05。チーム最多の28ホールドをマークした。  堂々の結果にも、最も印象に残るシーンは「巨人戦(8月5日・東京D)でキャベッジ選手に打たれた(決勝の)3ラン」。痛恨のプロ初被弾初黒星だったが「自分の中でターニングポイント。ダメな部分を修正できた」と屈辱をバネに飛躍した。  球団の新人王は19年の村上以来で、投手では13年の小川以来。チームの顔ともいえるビッグネームに「いい響きですね。2人のように長く活躍したい」。池山新監督の下で最下位脱出を図る来季は守護神に立候補。「セーブ王をとって、またここに戻ってきたい」と力強く言い切った。 【記録メモ】  荘司(ヤ)、西川(ロ)がともに最下位チームで新人王を獲得した。最下位チームの新人王は24年の武内(西)に続いて2年連続。これまで最下位チームで新人王獲得がセで7度、パで8度あったが、同一年にセ・パ両リーグで最下位チームの選手が新人王獲得は初。

報知新聞社

スポーツ報知
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