[速報]マイクロソフト、WindowsがMCPをサポートすると発表。AIエージェントでWindowsやアプリとの連携が可能に
マイクロソフトは日本時間5月20日未明に開幕したイベント「Microsoft Build 2025」で、AIアプリケーションやエージェントとアプリケーションを連携させるプロトコルである「MCP」(Model Context Protocol)をWindowsがネイティブにサポートすると発表しました。
WindowsのMCPサポートでは、以下の機能がWindowsに実装されます。
MCP Servers for Windows ファイルシステムやウィンドウ管理、Windows Subsystem for Linux(WSL)などのWindowsシステムファンクションがMCPサーバとなり、AIアプリケーションやエージェントからアクセス可能になる。
MCP Registry for Windows Windows上にインストールされた各種アプリケーションのMCPサーバのリストをレジストリとして提供する。AIアプリケーションやエージェントがこのレジストリを参照することで、利用可能なMCPサーバの一覧を得ることができる。
これによりAIアプリケーションやエージェントがWindowsやWindowsアプリケーションとMCPを通じて連携できるようになります。
さらに以下の機能も追加されます。
App Actions on Windows Windows上のアプリケーションは、App Actions APIを通じて特定の機能を提供することで、アプリケーション自身がMCPサーバを実装しなくとも、MCP Servers for Windowsを通じてAIアプリケーションやエージェントに特定の機能を提供できるようになる。 APIはWindows SDK 10.0.26100.4188もしくはそれ以降で提供。テストツールとして「App Actions Testing Playground」がMicrosoft Storeからダウンロードできる。
マイクロソフトはすでにAnthropic、Figma、Perplexityらと協力して、MCPの機能を統合したWindows対応のAIアプリケーションを開発しているとのことです。
マイクロソフトはこれら新機能と同時に、WindowsのMCPサポートにおいて十分なセキュリティを確保するためのセキュリティ機能の拡張を行うとしています。
Microsoft Build 2025での主な発表
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