畑岡奈紗は河本結、佐久間朱莉と予選同組 大型連休後に国内メジャー初戦

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 事前情報◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース◇6675yd(パー72)

今季国内男女ツアーで最初の国内メジャーが大型連休後の8日(木)に開幕する。賞金総額1億2000万円(優勝2400万円)をかけたフィールドは120人。優勝者には3日間競技の2倍となるメルセデスランキングポイント400ptと3年シードを付与する。

1973年に始まった大会は2008年から国内メジャー(公式戦)となり、09年から茨城ゴルフ倶楽部に舞台を移した。2年連続6度目となる東コースでは、これまで国際色豊かなチャンピオンが生まれてきた。チョン・インジ(韓国/2015年)、レキシー・トンプソン(16年)、渋野日向子(19年)、西村優菜(21年)が並ぶ。

前年大会はアマチュアのイ・ヒョソン(韓国)が15歳176日でJLPGA史上最年少優勝を達成。初日71位からの頂点は4日間大会でツアー史上最大となる“大まくり”で、最終日7打差をひっくり返す逆転劇も国内メジャー記録だった。

米ツアー通算6勝の畑岡奈紗が地元茨城で行われる大会にスポット参戦。西コース開催だった2018年(16位)以来2度目の出場で、「日本女子オープン」3勝、「日本女子プロ選手権」1勝と華々しいキャリアを誇る母国メジャーでの戦いに新たな勲章を加えたい。

前年大会で1打及ばず惜敗した佐久間朱莉は3週前の「KKT杯バンテリンレディス」でついに初優勝の壁を突破し、ビッグタイトルへの期待も高まる。未勝利ながらメルセデスランク2位と出場選手で最上位につける19歳の菅楓華は、次にブレークする候補の筆頭ともいえる存在だ。

菅沼菜々は前週「パナソニックオープンレディース」で涙の復活優勝を遂げ、フィールドに滑り込んだ。不振を極めてシードを手放した昨季、予選ラウンドを首位通過するなど唯一トップ10入り(9位)したのがこの大会でもある。

6日に予選ラウンドの組み合わせが発表された。畑岡は佐久間と河本結と同組。菅沼は櫻井心那全美貞(韓国)と同組となった。

<主な出場予定選手> イ・ヒョソン青木瀬令奈穴井詩稲見萌寧川崎春花河本結工藤遥加桑木志帆小祝さくら佐久間朱莉申ジエ菅楓華菅沼菜々鈴木愛畑岡奈紗パク・ヒョンギョン不動裕理安田祐香

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