今、密かに起きている「Windows離れ」。“思ったより快適な移住先”とは?(ギズモード・ジャパン)

最近、PCを使っていて「これ、本当に自分の持ち物なのかな?」と感じることはありませんか? 【全画像をみる】今、密かに起きている「Windows離れ」。“思ったより快適な移住先”とは? 勝手に始まるアップデート、頼んでもいないのに表示される広告と強制されるAI機能。 ネット上では今、こうしたWindows 11の振る舞いに「もう付き合ってられない」と見切りをつけ、Linuxへ乗り換える人がちらほら出てきています。 Linuxは、世界中の開発者が協力して作っている「自由にカスタマイズできるパソコン用の基本ソフト(OS)」で、WindowsやmacOSの代わりとして使えます。 「え、Linux? 難しそうだしゲームもできないでしょ?」 そう思うかもしれませんが、状況が少し変わりました。彼らがWindowsを捨てられた背後には、Linuxの実用性向上があります。ゲームも仕事も快適にできるようになってきていることが、彼らの背を「自由」へと後押ししていたのです。

Linuxに乗り換えた人たちの記事を読んで真っ先に感じたのは、「Windows 11というOSに愛想が尽きた感」です。 共通して批判されていたのが、過度なデータ収集とCopilot(AI)の強制です。 彼らの言葉は辛辣かつ、核心を突いています。 「Windows 11は10月のカボチャ農家のようにデータを収穫している」 「Copilotという破城槌(はじょうつい)が押し寄せてくる」 今のWindowsは、もはやユーザーのための「道具」ではなく、「Microsoftが利益のためにユーザーを監視するサービス」に変わってしまった。そんな印象を抱き、別れを決意しているように見えました。

また、単純にOSとしての「不安定さ」にキレている人も少なくありません。 ・アップデートでタスクバーが壊れる ・週に数回、理由もなくシステムがクラッシュする ・アップデートを拒否していたら、勝手に実行されてデュアルブート環境(Linuxとの共存環境)を消された 基本的なことがまともにできないのに、企業側の都合(AIやデータ収集)だけは押しつけてくる。嫌気がさすのもよくわかります。


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現状ではまだ「ガチ勢」やパワーユーザーが中心です。ターミナルでコマンド操作をするのが当たり前の「詳しい人」であり、同時にSteamの最新タイトルを楽しむゲーマーでもありました。 さすがに一般的なトレンドとは言えませんが、「ゲーマーがLinuxを選んでいる」という点は注目に値します。ゲーマーにとってベストなOSはおそらく今でもWindows、多少のディスアドバンテージを埋める要素があるということです。

彼らが移行できた背景には、2つの大きな環境変化がありました。 理由1:ゲームが「普通に動く」ようになった これが最大の理由です。Valve社の携帯ゲーム機「Steam Deck」の成功が、Linuxのゲーム環境を劇的に変えました。 「Proton」という仕組みのおかげで、かなりのWindows用ゲームがそのままLinuxで動くようになったのです。 一部の強力なアンチチートツールが必要なオンラインゲームを除けば、RTX 4090のような怪物級グラボでも144fps超えで動作します。「Linuxだとゲームができない」は、もはや過去の話になりつつあります。 理由2:仕事が「ブラウザ」で完結するようになった OutlookもOfficeもTeamsも、今はブラウザで動きます。「仕事で使うソフトがWindowsにしかないから」という壁が、Webアプリの進化によって崩れ去っています。 理由3:「PCを使う楽しさ」を取り戻せる 選ばれているLinuxの種類(ディストリビューション)はばらばらですが、自由度が高く、最新のゲーム関連ソフトが手に入りやすい「Arch Linux」系(Artix Linux・CachyOSなど)が多く挙がっていました。 彼らは異口同音に「Linuxに変えてから、PCを使うのが楽しくなった」と述べています。 思い通りに設定でき、広告に邪魔されず、クラッシュにおびえることもない。 「PCという道具を自分の手に取り戻した感覚」を求めた先にあったのが、Linuxだったということなのでしょう。 もちろん、今でもLinuxには「コマンドを調べなきゃいけない」「特定のデバイスが動かない」といったハードルがあります。ところが、それを乗り越える苦労よりも、「自由を手にする喜び」の方が上回っているようです。 今のPC環境にモヤモヤしているなら、選択肢の一つとして頭の片隅に置いてみてもいいかもしれません。 Source: Notebookcheck, Overkill, Escapist

かみやまたくみ

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