NY市場サマリー(25日)ダウ664ドル高、ドル下落・利回り低下 利下げ観測で
<為替> ドルが下落した。精彩を欠く内容となった米指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)が12月の会合で追加利下げを実施するという観測が強まった。9月の米小売売上高と卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)の発表を受け、ドル指数は0.5%安の99.746。終盤の取引で、ユーロ/ドルは0.5%高の1.1576ドル、ポンド/ドルは0.8%高の1.3203ドル。ドル/円は0.6%安の155.99円。高市早苗首相の自民党総裁就任後、円は10円近く下落しており、日本当局による介入警戒感が台頭している。
NY外為市場:
<債券> 国債利回りが4営業日連続で低下した。一連の経済指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)が来月会合で追加利下げに踏み切るとの見方が強まった。米ホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のハセット委員長が次期FRB議長の最有力候補として浮上したとの報を受け、利回りは一時、低下幅を拡大した。10年債利回りは3ベーシスポイント(bp)超低下の4%と、約1カ月ぶりの低水準となった。2年債利回りは4bp超低下の3.461%と、10月24日以来の低水準となった。
米金融・債券市場:
米国株式市場:
<金先物> 米長期金利の低下や対ユーロでのドル安を背景に、3営業日続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比45.80ドル(1.12%)高の1オンス=4140.00ドル。
NY貴金属:
<米原油先物> ロシアによるウクライナ侵攻終結を目指した協議の進展を眺め、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月1月物の清算値(終値に相当)は前日比0.89ドル(1.51%)安の1バレル=57.95ドルと、約1カ月ぶりの安値に沈んだ。2月物は0.85ドル安の57.74ドルだった。
NYMEXエネルギー:
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