トランプ関税巡りメキシコは「真剣に受け止め」、加は「誤解」=米高官

米ホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のハセット委員長は3日、トランプ大統領の関税措置を、メキシコが「真剣に受け止める」一方、カナダは「誤解しているようだ」という認識を示した。1日撮影(2025年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)

[ワシントン 3日 ロイター] - 米ホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のハセット委員長は3日、トランプ大統領の関税措置を、メキシコが「真剣に受け止める」一方、カナダは「誤解しているようだ」という認識を示した。

トランプ大統領は1日、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税、中国からの輸入品に10%の追加関税を4日から課す大統領令に署名した。カナダのトルドー首相はこれに対し、1550億カナダドル(約1065億米ドル)相当の米国製品に25%の関税を課すと表明した。 もっと見る

ハセット委員長はCNBCに対し、「メキシコがトランプ大統領の発言を非常に真剣に受け止めていることは朗報」とした上で、「カナダは大統領令の明確な文言を誤解し、貿易戦争と解釈しているようだ」と語った。

関税に関し「何を撤回し、何を撤回しないか」はトランプ大統領が最終的に決定することになるとしたほか、今回の関税措置の結果は、米国、カナダ、メキシコにとってポジティブな結果をもたらす公算が大きいと語った。

関税に伴うインフレリスクについては、トランプ大統領が実施する政策全てを踏まえて見極める必要があるという認識を示した。

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