話題株ピックアップ【昼刊】:電通グループ、クオリプス、フジHD

電通グループ <日足> 「株探」多機能チャートより
■電通グループ <4324>  3,005円  +245 円 (+8.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位  電通グループ<4324>が4日ぶりに急反発した。英紙フィナンシャル・タイムズ電子版が28日、電通グループが海外事業の売却を検討していると報じた。実現すれば数十億ドル規模の資金調達につながる可能性があるとしており、キャッシュの使途を巡る思惑から電通グループ株に買いが入ったようだ。記事によると、同社は一部売却から全面的な売却まで複数の選択肢で検討を進めており、年末までに計画を策定する意向だとしている。

■クオリプス <4894>  7,270円  +510 円 (+7.5%)  11:30現在

 クオリプス<4894>が5日ぶりに急反発している。同社は28日の取引終了後、米国での展開に向け進めている改良版iPS細胞由来心筋細胞心筋シートの開発計画に関する方針が、米国食品医薬品局(FDA)から治験許可申請前相談会議で概ね合意を得ることができたと発表しており、好材料となっている。今後はFDAの助言を踏まえ計画を微修正し、米国での治験許可申請に向けた準備を進める。今期の連結業績に与える影響はないとした。クオリプスはiPS細胞由来心筋細胞シートの開発などを手掛けている。同シートはヒトiPS細胞から作製した心筋細胞を主成分とする。シート状に加工した心筋細胞を心臓に移植することで、心機能の改善や心不全状態からの回復などが期待できる。

■電通総研 <4812>  6,570円  +310 円 (+5.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率7位

 電通総研<4812>が大幅高で5日ぶりに反発している。英紙フィナンシャル・タイムズ電子版が28日、電通グループ<4324>が海外事業の売却を検討していると報道。実現すれば数十億ドル規模の資金調達につながる可能性があるとしており、調達資金で電通総研の非公開化を図るのではないかとの思惑から買われているようだ。

■フジHD <4676>  3,304円  +77 円 (+2.4%)  11:30現在

 フジ・メディア・ホールディングス<4676>が6日ぶりに反発した。28日の取引終了後、傘下のフジテレビジョンが前社長の港浩一氏と元専務の大多亮氏に対し、損害賠償請求訴訟を東京地裁に提起したと発表した。請求金額は50億円。元タレントの中居正広氏と元従業員との間で発生した人権問題を巡り、事実関係の調査や適切な対策の検討・実行などに関する善管注意義務があったにもかかわらず、これを怠ってフジテレビに損害を与えたとし、会社法423条1項に基づき、損害の一部について賠償を請求する。フジテレビのガバナンス改善につながる動きとの受け止めもあって、株価の支援材料となったようだ。

■MTG <7806>  4,570円  +70 円 (+1.6%)  11:30現在

 MTG<7806>が続伸している。この日、美容ブランド「ReFa(リファ)」から、ブランド初のリカバリーウェア「ReFa VITALWEAR(リファ バイタルウェア)」を11月に発売すると発表しており、好材料視されている。すべてのプロダクトに五島の椿オイルを含侵させた「血行促進繊維 VITALTECH(バイタルテック)」生地を使用し、一般医療機器区分「家庭用遠赤外線血行促進用衣」として、「血行促進」「疲労回復」「肩のコリ改善」「腰のコリ改善」「筋肉のハリ・コリ緩和」「筋肉の疲労軽減」の6つの効果が期待できる。11月15日にグランドオープンするReFaブランド史上最大の旗艦店となる「ReFa GINZA」で販売を開始し、21日からは公式オンラインショップでも販売を開始する。

■Terra Drone <278A>  4,535円  +50 円 (+1.1%)  11:30現在

 Terra Drone<278A>は続伸。28日取引終了後、農機大手ヤンマーホールディングス(大阪市北区)のグループ会社ヤンマーディーゼルインドネシアとの間で、自社開発の農業用ドローンに関する販売パートナー契約を締結したと発表した。ヤンマーディーゼルインドネシアを現地代理店として、テラドローンのインドネシア子会社を通じて同国の政府と農業従事者にドローンを提供していく。今後の業容拡大が期待されている。

■ソフトバンクグループ <9984>  16,065円  +155 円 (+1.0%)  11:30現在

 ソフトバンクグループ<9984>が売り買い交錯も目先筋の利益確定売りをこなし底堅い。前日はプライム市場で断トツの売買代金をこなし、日経平均株価押し上げの立役者となったが、きょうも上値指向が継続している。前日の米国株市場ではNYダウとS&P500指数が最高値を更新したほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も3日続伸し史上最高値更新を目前に捉えている。米ハイテク株に積極投資しナスダック指数との株価連動性の高い同社株にも追い風となっているほか、前日は傘下のアーム・ホールディングス<ARM>も3日続伸と戻り足が鮮明で株価の下支え材料となっている。なお、ソフトバンクGは機関投資家向けハイブリッド社債(劣後債)の発行を予定しているが、発行額が当初見込みを上回る2000億円で確定し、きょう起債される。

■サトー <6287>  2,254円  +17 円 (+0.8%)  11:30現在

 サトー<6287>が続伸している。午前10時30分ごろ、AI活用により商品判別から食品表示ラベル発行を自動化するソリューション「AI画像スキャン値付け」がヤオコー<8279>西大宮店に採用されたと発表しており、好材料視されている。「AI画像スキャン値付け」は、AIで商品を認識し、適切な食品表示ラベルを提示・ラベル印字するもの。ヤオコー西大宮店では1日約150種のベーカリー商品のラベル発行に活用しており、今後は導入店舗の拡大も視野に入れているという。

■プロネクサス <7893>  1,097円  +3 円 (+0.3%)  11:30現在

 プロネクサス<7893>はしっかり。28日取引終了後、公認会計士を中心としたプロフェッショナルファームを有するJBAホールディングス(東京都千代田区)を子会社化したと発表した。連結業績に与える影響額は現在精査中という。

■アステリア <3853>  1,876円  -186 円 (-9.0%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ

 アステリア<3853>は続急落している。東京証券取引所が28日の取引終了後、信用取引による新規の売り付け及び買い付けにかかる委託保証金率を29日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする臨時措置を発表。また、日本証券金融も貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を29日売買分から50%(うち現金担保分20%)にすると発表しており、信用規制による取引負担の増加により、個人投資家からの資金流入が細るとの警戒感から売られているようだ。

■ゼンショHD <7550>  9,314円  -212 円 (-2.2%)  11:30現在

 ゼンショーホールディングス<7550>は続落。一時5.4%安の9015円まで下落した。傘下の牛丼チェーン「すき家」が28日、9月4日から価格改定を実施すると発表した。並盛を480円から450円へ見直すほか、大盛や特盛などの価格も引き下げる。集客効果が期待される一方、収益力の向上にはマイナスとの見方もあるようで目先売りが先行する展開となっている。現在、牛丼並盛の価格は吉野家ホールディングス<9861>の「吉野家」で498円、松屋フーズホールディングス<9887>の「松屋」で460円であり、今回の価格改定によってすき家が最安値となる見通し。業界全体で値下げ競争が激化するとの思惑から吉野家HD、松屋フーズにも売りが広がっている。

■芝浦メカトロニクス <6590>  10,560円  -190 円 (-1.8%)  11:30現在

 芝浦メカトロニクス<6590>は5日ぶりに反落している。同社は28日の取引終了後、名古屋大学発スタートアップで、電子ビーム発生装置を製造・販売するPhoto electron Soul(名古屋市千種区)と資本・業務提携を行い、第三者割当増資により発行する新株式を引き受けると発表した。もっとも同社株は前日に商いを伴って上昇し1万円台を回復していた。高値警戒感が台頭する格好となり、買い向かう姿勢は限られ戻り売りに押される展開となった。芝浦はPhoto electron Soulが供給する「半導体フォトカソード型電子ビーム生成システム」の量産及びメンテナンスで協業し、同社が新たに調達する10億円のうち一部を引き受ける。

■TONE <5967>  561円  +80 円 (+16.6%) ストップ高買い気配   11:30現在

 TONE<5967>がカイ気配スタート。同社は28日の取引終了後、開業100周年を記念した株主への記念品贈呈と、株主優待制度の対象者拡大を発表。これを好感した買いが集まった。今年11月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、QUOカード3000円分を記念品として贈呈する予定。また今年度に限り、5月31日時点で100株以上を保有する株主に加え、11月30日時点で100株以上を保有する株主も優待制度の対象とし、グループ会社のTONE ALPHAが運営するECサイトで掲載されたTONEの製品をプレミアム優待価格で購入できる権利を贈呈する。

■インフォメティス <281A>  1,788円  +159 円 (+9.8%)  11:30現在

 インフォメティス<281A>が4日ぶりに大きく切り返している。一時10.5%高の1800円まで駆け上がる場面があった。電力管理スマートフォンアプリ「enenowa(エネノワ)」や「ienowa(イエノワ)」、「hitonowa(ヒトノワ)」など電力消費量などのデータをAIで分析し可視化するサービスを展開する。電力消費者向けにとどまらず、スマートメーター開発やデータ分析案件など電力事業者向け支援ビジネスも行い業容を広げている。業績面では増収効果の発現で利益も回収期に入っており、25年12月期は営業利益が1億~2億8200万円のゾーンを予想。計画上限であれば前期比3.6倍、下限でも28%増益となる。また、株式需給面では貸株市場を経由した空売りが高水準で株価も上下に荒い値動きを示す傾向が強いが、25日移動平均線を下回る場面では押し目買いや買い戻しが活発化する傾向がある。

■武蔵野興業 <9635>  2,485円  +202 円 (+8.9%) 一時ストップ高   11:30現在

 武蔵野興業<9635>は急反発して一時ストップ高の2783円に買われ、18年2月以来約7年8カ月ぶりの高値をつける場面があった。28日の取引終了後、26年3月期の連結業績予想について、最終利益を3000万円から3億4000万円(前期比5.3倍)へ上方修正したことが好感されている。保有する投資有価証券の一部を売却したのに伴い、投資有価証券売却益3億7600万円を特別利益として計上することなどが要因という。なお、売上高は13億1000万円から12億5500万円(同8.0%減)へ、営業利益は2200万円から1200万円(同82.6%減)へ下方修正した。運営する映画館「シネマカリテ」を来年1月12日に閉館する影響を織り込んだ。 ●ストップ高銘柄

 Defコン <4833>  226円  +50 円 (+28.4%) ストップ高買い気配   11:30現在

 AppBank <6177>  362円  +80 円 (+28.4%) ストップ高   11:30現在  誠建設工業 <8995>  1,443円  +300 円 (+26.3%) ストップ高   11:30現在  堀田丸正 <8105>  670円  +100 円 (+17.5%) ストップ高   11:30現在  など、5銘柄 ●ストップ安銘柄

 TORICO <7138>  368円  -80 円 (-17.9%) ストップ安   11:30現在

 など、1銘柄 株探ニュース

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