3歳馬特集 | 競馬 : 日刊スポーツ

稍重の新馬戦を制したエリカエクスプレス

雨の桜花賞で笑うのは…?

今週は火曜夜から土曜までトレセンで取材にあたったが、ずっと週末の天気が話題に挙がっていた。

週中には小雨で済むという見通しもあったものの、現時点での天気予報を見ると、日曜は未明から昼過ぎにかけて雨が降るようだ。

阪神競馬場の芝コースは水はけの良さに定評があり、最近10年間で不良となったのは20年7月11日2Rの1レースだけ(障害除く)だ。この時も続く5Rでは重へ回復していた。よほどの雨が降らないと、悪化しないと思われるが、直近の桜花賞ではデアリングタクトが勝った20年が重馬場だった。

せっかくなので、今週の栗東で集まった各陣営の道悪に対するコメントを取材できた限りで紹介したい。予想の参考にしていただければ幸いだ。

(2)エリカエクスプレス

杉山晴師「(母系が)欧州血統なのにスピードがかなりあるので、極端に悪くならなければ。道悪が駄目という印象はないですけどね」

(4)ショウナンザナドゥ

松下師「調教では馬場が悪い時ものめったりはしないです。グチャグチャでなければ」

(6)ビップデイジー

松下師「少しでも降り始めが遅い方がいいですね。できたらやや重ぐらいで。やってみないと分からないですけど」

(7)エンブロイダリー

及川厩務員「スピード競馬なら有利。(雨は)多少ならいいと思いますけど、重とか不良とかだと…」

(9)アルマヴェローチェ

上村師「馬場が悪くなる分はプラスでは。そんなに気にしてないです」

(11)ミストレス

岡助手「雨で馬場が重くなるのがどうかですけど、他の馬が苦にするなら、つけ入る隙はと思います」

(12)リンクスティップ

新田助手「馬場は緩んだ方がいいですね。先週みたいな馬場だとマイラーに分があるので。雨が降ってスタミナ勝負になれば分があると思います」

(14)ダンツエラン

橋本助手「馬場が悪くても勝っていますし、他の馬が苦にしてくれたらありがたいですね」

(18)ブラウンラチェット

名畑助手「当日に馬場が渋るのは嫌ですね。現状ではまだ非力なので。血統的には(道悪も)こなせるので、そこに期待したいですね」

あとは天のみぞ知る? 当日は極ウマ・プレミアムで「リアルタイム予想」を担当するので、馬場の傾向を見極めて最終結論をお届けしたい。【太田尚樹】

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