女子バレー日本、2大会連続メダルならず…前回銅ポーランドに1-3で力尽きる【ネーションズリーグ】(THE DIGEST)

 あと一歩届かなかった...  現地7月27日、バレーボール最強国決定戦「ネーションズリーグ」は決勝ラウンドの3位決定戦が行なわれ、2年連続メダルを狙う日本(世界ランク4位)は前回銅メダルのポーランドに1-3(15-25、26-24、16-25、23-25)で敗れメダル獲得はならず。完全アウェーの雰囲気のなか2大会連続表彰台を逃す悔しい結果になった。    日本のスタメンは準決勝ブラジル戦から変わらず石川真佑、和田由紀子、佐藤淑乃、島村春世、宮部藍梨、関菜々巳の顔ぶれでスタート。リベロも引き続き小島満菜美、福留慧美の2枚を併用して臨んだ。 【動画】関のサービスエース炸裂!強豪ポーランドとの競り合いを制す  立ち上がりは開催国ポーランドの猛打に遭い1-5と大きく先行を許す。平均身長189センチの高さに和田、佐藤のスパイクが何度も阻まれる。攻撃のリズムに乗れないまま10-18と大きく離された日本は中川つかさ、秋本美空の2枚を途中投入。何とか流れを変えようとするがホームの大歓声を受けるポーランドに攻守で圧倒され、10点差をつけられて第1セットを奪われる。  第2セットは宮部がチーム初のサービスエース決めるなど3連続得点で好スタート。序盤からサーブで相手守備を崩し、6-2と攻撃にリズムができる。だが中盤からポーランドの強打に苦しみ、石川のスパイクが止められ20-20に追い付かれる。一時はポーランドに逆転されるが、粘り強い守備からボールをつないだ日本は佐藤がレフトからアタック。ポーランドも食い下がり24-24とデュースになるも、最後は関がサービスエースを決めて競り合いを制す。  第3セットはポーランドが2点差をつけて一歩リード。日本は好調な島村の移動攻撃、石川のスパイクで我慢強く食い下がる。だがサーブで細かいミスが目立ち、ボディブローのように苦しむ日本はじわじわポーランドに離される。アクバシュ監督は北窓絢音、山田二千華を途中投入して流れを引き寄せようとするが、ポーランドの勢いに押し切られる。  2セットを奪われ、あとがなくなった日本。第4セットもポーランドの優勢は変わらず3連続失点。常に先手を奪われるが島村がポーランドの強打を2本止めると、直後に関のツーアタックが決まり7-7の同点に追い付く。  1点を追いかける展開になると、アクバシュ監督は秋本と中川を再び投入。積極的に2枚代えを敢行して相手に流れを渡さない。好調な島村の豪打、18歳・秋本が強弱をつけた攻撃で得点を挙げ、両チーム1点を奪い合う白熱した接戦へ。終盤にポーランドが抜け出し、マッチポイントを握られた日本は必死の粘りで1点差まで迫ったが、最後は相手の強打が日本コートの隅を叩き激闘に終止符。ポーランドが開催国の意地をみせ3大会連続銅メダルを手にした。  史上初の外国人指揮官として就任したアクバシュ監督率いる新生ニッポンの挑戦は4位に終わった。日本は今後8月22日よりタイで開幕する世界選手権が次のターゲット。予選グループはカメルーン、ウクライナ、セルビアと戦う。   <バレー日本女子のVNL2025結果=4位> ―予選ラウンド― ■第1週 カナダ・オタワ 第1戦 ○3-0オランダ  第2戦 ○3-0セルビア 第3戦 ○3-0カナダ 第4戦 ○3-0ドミニカ共和国 ■第2週 香港 第5戦 ○3-2タイ 第6戦 ●2-3イタリア 第7戦 ●1-3中国 第8戦 ○3-0チェコ ■第3週 日本・千葉 第9戦 ○3-0フランス 第10戦 ○3-0韓国 第11戦 ○3-1ポーランド 第12戦 ●0-3ブラジル ■決勝ラウンド(ポーランド・ウッチ) 準々決勝 ○3-2トルコ 準決勝 ●2-3ブラジル 3位決定戦 ●1-3ポーランド 構成●THE DIGEST編集部  

THE DIGEST
*******
****************************************************************************
*******
****************************************************************************

関連記事: