<1分で解説>参政党が抗議したTBSの「報道特集」 内容は?

参政党本部=東京都港区で2025年6月、春増翔太撮影

 参政党は13日、参院選(20日投開票)に関してTBSが12日に放送した「報道特集」の内容について、「選挙報道として著しく公平性・中立性を欠く」と抗議し、訂正を求める申し入れ書を公開しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「TBSの選挙報道と参政党の抗議」について解説します。

Q どんな番組内容だったの?

A 番組は「争点に急浮上 “外国人政策”に不安の声」というテーマで、参政党が「『外国人が優遇されている』などと訴え、犯罪や生活保護について強硬な主張を繰り返す」と説明しました。

Advertisement

Q 番組ではどんな声が紹介されたの?

A 神谷宗幣代表の発言や、差別的な風潮を不安に思う留学生の声も紹介されました。

Q 参政党はどこで抗議の内容を発表したの?

A 参政党はホームページで「番組の構成・表現・登場人物の選定等が放送倫理に反する」と主張し、「不当な偏向報道」に当たるという見解を示しました。

Q TBSの反応は?

A TBSの広報担当者は「申し入れは頂いている。(参政党には)お答えさせていただく」とコメントしました。

Q 専門家はこの抗議についてどう考えているの?

A 専修大の山田健太教授(言論法)は「報道に対する政党からの圧力であって、許されない」と批判し、「番組は批判されるような内容ではまったくない。公平かどうかの判断を政党や政治家が行うべきではない」などと指摘しています。

関連記事: