PC用「DDR4メモリ」が高騰中…旧世代なのになぜ?最新DDR5と価格が逆転しそう(Game Spark)

PCの性能を左右する重要パーツであるメモリ。最新規格「DDR5」への移行が進む中、一世代前の規格である「DDR4」メモリの価格が、ここ数か月で急激に上昇しており、自作PCユーザーやアップグレードを検討していた層から困惑の声が上がっています。 【画像】 PCパーツ市場で異変!「旧世代メモリ」がなぜか高騰。 ◆Redditで「価格がおかしい」と悲鳴、旧世代メモリに何が? DDR4 pricing has become absolutely absurd ($98 USD for 32gb) byu/Westbrooke117 inpcmasterrace この問題は海外の大手掲示板RedditのPCコミュニティでも大きな話題となっており、「DDR4の価格がおかしい」というスレッドには、多くのコメントが寄せられています。 あるユーザーは、2025年6月に約50ドルだった32GBのDDR4メモリキットが、現在ではほぼ2倍の約98ドルにまで高騰していると指摘。「これならDDR5対応のマザーボードを買った方が理にかなっている」と、価格の逆転現象が起きつつある状況を投稿しました。 DDR4が高騰している背景には、主要メーカーによる生産の縮小、あるいは終了があると見られています。年内には、大手のSamsungやMicronがDDR4の生産を停止し、今後はより新しいDDR5の生産に注力するとされています。 結果として、旧世代となったDDR4の供給が減少する一方、既存プラットフォームのアップグレード需要は根強く残っているため、“供給減+需要維持=価格上昇”という構図が生まれているようです。 こうした状況から、ユーザーの間では「高価なDDR4を今さら買うくらいなら、その資金でCPUとマザーボードも新調し、DDR5環境に移行した方が賢明だ」という意見が大多数を占めています。実際、日本のAmazonでも、供給が安定したDDR5メモリの価格が下落傾向にある一方で、DDR4は高騰を続けており、両者の価格差は急速に縮まっているようです。 DDR4は依然として多くのユーザーに利用されていますが、今回の価格高騰により、メモリ増設のハードルは確実に上がっています。世代交代期におけるこの価格変動は、今後のPCパーツ市場全体の動向を占う上でも注目されそうです。

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