【指揮官一問一答】ヤクルト・高津臣吾監督「ホセは『俺が行く、俺が行く』と言っていましたけど、拓己にしました」 九回に内野手の北村拓を投手で起用「相手に当てる危険性が少しでも少ない方を」

ベンチのヤクルト・高津臣吾監督(撮影・荒木孝雄)

(セ・リーグ、ヤクルト2-10DeNA、22回戦、DeNA14勝7敗1分け、12日、神宮)ヤクルトは投打がかみ合わず、DeNAに大敗。九回には内野手の北村拓が登板するなど、先発の高梨をはじめとした投手陣が八回までに9失点と乱調だった。高津臣吾監督(56)の一問一答は以下の通り。

-―先発の高梨が5回4失点と踏ん張れず

「まあ、今週は特に…。昨日の吉村は7回まで投げたけど、なかなか先発がゲームをつくることができなくて、早いうちに点をとられて追いかける展開が続いていますね。今日も例外ではなく、毎日6時15分に戻せないかなと真剣に思うよ」

-―ここに来て先発陣の課題が出ている

「そうですね。こういう言い方があっているか分からないですけど、チームの弱点であることは間違いないですね」

-―九回には北村拓を投手で起用した

「すごく難しい判断でした。相手の選手に何かあったらとか、拓己にボールが当たったらとかどうしようかとかいろんなことを考えて。明日以降のことも考えないといけないので、難しい判断、決断でしたけどね」

-―連戦の中で投手陣の温存が理由

「今日までたくさん投手、リリーフも使いましたし、点差や明日からのゲームのこと、7連戦も考えてそういう判断にしましたけど、したくなかったですね」

-―どのタイミングから考えていた

「(八回の)木沢が点をとられた時点ですね」

-―本人には事前に伝えていた

「いや、言ってないです。ホセは『俺が行く、俺が行く』と言っていましたけどね。拓己にしました」

――数ある野手の中から北村拓を選択した理由は

「亜細亜(大学)の後輩だからです」

――巨人時代にも1度登板があったがそこも理由の一つか

「スローイングがいいので、コントロールがいいと思っていたので。それでも相手に当てる危険性が少しでも少ない方をというのは思っていました。まあ、拓己が投げたことがあるというのは知っていましたし、そういう選択になりましたね」

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