ウクライナ軍が大規模攻勢を開始、ロシア人は30km以上押し戻されたと報告

ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは8月6日から9月17日までに「ウクライナ軍の反撃でリマン方面のロシア軍が30km以上も押し戻された」と報告し、ウクライナ軍の第三軍団も9月15日にドネツク州北部で攻勢作戦(ヴィヴァルディ作戦)が進行中だと発表、20日までに125km²の領土を制圧して複数の拠点を奪還したと報告した。

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ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEとロシア人ミルブロガーが運営するRYBARでは前線の細かな評価は異なるものの、ロシア軍が2025年9月頃までにリマン方面のシャンドリホラブ、セレドニェ、デリーラブ方向に到達し、ゼレベツ川東岸に大きな突出部を作り出すことに成功したという評価は一致しており、セレブリャンスキー自然保護公園からヤムピリ方向に前進したロシア軍もリマン南郊外に広がる森林地帯まで到達して南北からリマンの背後に回り込もうとしていた。

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但し、リマン方面のロシア軍は2025年末までに前進する勢いを失い、2026年8月に入るまでDEEP STATEとRYBARの評価が一致するような大きな変化はなかったのだが、RYBARは8月6日「リマン方面で憂慮すべき報告が相次いでいる」と、8月10日「リマン方面のロシア軍は広範囲でウクライナ軍の反撃に晒されている」と、8月25日「ウクライナ軍は複数方向で前進していることを示す視覚的証拠が登場している」と報告し、そこから9月17日までにロシア軍の広範囲な後退を報告した。

RYBARが9月17日までに報告した内容をまとめると「ウクライナ軍にセレドニェ、シャンドリホラブ、ノヴォセリフカ、デリーラブ、スタフキー、ゼレナ・ドリナを奪還された」「ロシア軍はノボリュビフカ、コロディアジ、ビロホリフカ、マーンの支配を失った」「ロシア軍がノヴォミハイリウカ方向、リマン北郊外、リマン南郊外、ヤムピリ南郊外から押し戻された」「ウクライナ軍の反撃がバルカ・ジュラフカまで到達している」となり、RYBARが主張していたロシア軍支配地域は最大33km以上も後退し、ロシア軍はゼレベツ川西岸のバルカ・ジュラフカ一帯でも支配を失っている格好だ。

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ウクライナ軍第三軍団の司令官を務めるアンドリー・ビレツキー准将は9月15日「ドネツク州北部で現在進行中の攻勢作戦名はヴィヴァルディだ」「本作戦は最大限の情報統制下で実施されている」「75km²の領土を制圧して10km²の領土を奪還した」「ノヴォセリフカ、オレクサンドリフカ、ヤロヴァ、コロヴィイ・ヤル周辺で浸透部隊を掃討し、セレドニェを奪還した」と、DEEP STATEも「ウクライナ軍がセレドニェを奪還した」と報告。

ビレツキー准将は9月20日「ヴィヴァルディ作戦において125km²の領土を制圧して50km²の領土を奪還した」「シャンドリホラブとデリーラブを奪還してドロビシェフも完全に制圧した」と、DEEP STATEも「ウクライナ軍がシャンドリホラブとデリーラブを奪還した」と報告し、恐らくDEEP STATEはウクライナ軍に協力して独自のマップ更新を控えているのだろう。

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ウクライナ軍が実際どこまで前進しているのかは不明だが、ビレツキー准将は「ヴィヴァルディ作戦中、UAVとUGVが常に歩兵の前を進んでいる」「第3軍団は世界で初めて空からUGVを作戦地域に展開した」「我々の大型ドローンは自爆型UGVを前線の後方10km以上に送り込んでいる」と述べており、このヴィヴァルディ作戦の中身については追いかける必要がありそうだ。

ちなみにウクライナ軍は20日にロシアを大規模に空襲し、ゼレンスキー大統領は攻撃に用いた兵器についてFP-1、RZ-100、MICH-2000、Palianytsia、Vendetta、Liutyi、Bars、Flamingo、Sichen、Pelicanの名前を挙げ、ウクライナメディアはPelican=ペリカンがファイアポイント製の弾道ミサイル=FP-7だと報じたが、これは誤報でペリカンは無人機だと報じられている。

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※アイキャッチ画像の出典:Третій армійський корпус

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