2025年上半期注目ワイヤレスイヤホン4機種レビュー。“ながら聴き”と“高コスパ”がトレンドを牽引(&GP)
ワイヤレスイヤホンで世界的な人気を誇るソニーによるお手頃価格のノイズキャンセリング対応完全ワイヤレスイヤホンが4月発売の「WF-C710N」。上位機種「1000X」シリーズで培われた高度なノイズキャンセリング技術や、圧縮音源をハイレゾ相当の音質にアップスケーリングするソニー独自の「DSEE」にも対応。今回レビューした新色グラスブルー搭載も注目のカジュアル志向の注目モデルです。 実機を使い始めると、よくできたエントリーモデルといった印象。サウンドはソニーらしい、クセのないバランスの取れた音質。ボーカルの伸びやかさや適度な低音のパワーがあり、どんなジャンルの音楽もそつなくこなす優等生。ノイズキャンセリング性能は、上位機種ほどの強力さはないものの、通勤時の電車内の騒音や街中の喧騒を和らげるには十分。定番ブランドの新スタンダードとしてヒットも納得です。 ソニー「WF-C710N」 対応コーデック:SBC、AAC アクティブノイズキャンセル:◯ 外音取り込み:◯ 最大再生時間(イヤホン単体): 約12時間/約8.5時間 (ANCオン) 最大再生時間(ケース込み);約40時間/約30時間(ANCオン) マルチポイント接続:◯ 3Dオーディオ:◯(360 Reality Audio認定モデル) 防水性能:IPX4 ワイヤレス充電: - 実勢価格: 1万8000円前後
“ながら聴き”市場の最注目株として4月に登場したのが、Ankerが手掛けるオープンイヤーイヤホン「Soundcore AeroClip」です。オープンイヤーのなかでも、耳を完全に塞がず、耳の外側に装着するイヤーカフ型。オープンイヤーながら12mmの大型ドライバーを搭載することで、低音重視のサウンドを志向。LDACコーデックにも対応しています。あらゆる耳にフィットする構造が音漏れを抑えるところもポイントです。 イヤーカフ型イヤホンの最大の利点は、装着時のストレスのなさ。「Soundcore AeroClip」の装着感はとても良く、長時間の使用でも圧迫感は全くなく、少し頭を振ったくらいでは外れる気配もありません。サウンド面では、オープンイヤー型とは思えないほどパワフルな重低音を実現。新トレンドのオープンイヤー型でもAnkerが定番という流れになる可能性大ですね。 アンカー「Soundcore AeroClip」 対応コーデック:SBC、AAC、LDAC アクティブノイズキャンセル:ー 外音取り込み:ー 最大再生時間(イヤホン単体):最大8時間 最大再生時間(ケース込み):最大32時間 マルチポイント接続:◯ 3Dオーディオ:ー 防水性能:IPX4 ワイヤレス充電:ー 実勢価格:1万7990円