ついに復活するホンダ新型「プレリュード」先行情報を公開! “タイプR”ゆずりのメカを搭載した“新時代のスポーツクーペ”は9月発売!! 上質なインテリアも注目です
ついにホンダ「プレリュード」が復活します。
世界初公開となった「ジャパンモビリティショー2023」から2年弱。ついに2025年9月に新型「プレリュード」が発売されることが明らかになりました。現状、最後のモデルである5代目が姿を消したのが2001年だったので、6代目となる新型は約25年ぶりの復活となります。
ところで「プレリュード」といえば、大ヒットを記録した2代目(1982年登場)や3代目(1987年登場)をイメージする人が多いのではないでしょうか? それらはいわゆる“デートカー”と呼ばれる存在で、走行性能を追求することよりもカッコよさやアフォーダブルな価格を追求するというキャラクターでした。
しかし、6代目として復活する新型「プレリュード」が目指したのは、ハイブリッドのスペシャリティスポーツ。「シビック タイプR」と基本設計が同じシャシーやサスペンションに、スポーツ性能を高めたハイブリッドシステムを組み合わせることで、新感覚のドライビング体験へと誘ってくれるのです。
何を隠そう、新型「プレリュード」出発点となったのは「ホンダにはスポーツカーが欲しい。“タイプR”とは方向性の異なる新しいスポーツカーをつくる」という発想だったのだとか。イマドキのホンダ車ならではの、電動スポーツモデルを世に送り出すプランから開発がスタートしたのです。
2代目や3代目のイメージからすると「『プレリュード』らしくない」と感じる人もいるでしょう。しかし、4代目や5代目の「プレリュード」はスポーツ性をどんどん高めていたことを考えると、6代目はその後継モデルだと素直に受け入れられるのではないかと筆者(工藤貴宏)は考えます。
そんな新型「プレリュード」のハイライトのひとつが、美しいデザインです。率直にいえば、スタイリングは歴代「プレリュード」の面影を感じさせるものではありません。
また、歴代モデルはすべて室内とは独立したラゲッジスペースを備えるノッチバックモデルでしたが、新型はリアウインドウまで含めたテールゲートが大きく開くハッチバックモデルとなっているのも新しいところです。
クルマに詳しい人ならば、アウディ「TT」というスポーツカーをご存じのことでしょう。新型「プレリュード」のパッケージングの考え方は、それに近いと筆者は考えます。
FF=前輪駆動のスポーツカーで、フロントノーズが短くてキャビンが前方に寄ったいわゆる“キャビンフォワード”のスタイルを採用。それでいて、室内には狭いながらもふたりがけのリアシートを備えた2+2のパッケージとなっています。
一方、リアシートの背もたれを倒せば、フラットで広いラゲッジスペースが出現。2シーター状態であれば大型のスーツケースがふたつ収まるほか、2セットのゴルフバッグや4本のタイヤ(235/40R19)も積み込めるなど、美しいルックスながら実はユーティリティにも優れるパッケージングとなっているのです。
しかも、ハッチバックフォルムなので、ラゲッジスペースの開口部も広いといいこと尽くめ。ふたりでキャンプに出かけられるほど多くの荷物を積み込めます。
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スポーツカーらしくリアクォータースタイルが美しい
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【画像】「えっ!…」インテリアは格上の仕立て! これが約25年ぶりに復活を遂げるホンダ新型「プレリュード」です(46枚)
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