大谷翔平の"絶対的領域" 衝撃4HRでもシュワーバーは届かず…両者の決定的な違い

 フィリーズのカイル・シュワーバー外野手が28日(日本時間29日)、本拠地で行われたブレーブス戦でMLB史上21人目の1試合4本塁打をマークした。9打点も球団新記録。49本塁打&119打点はリーグ2冠に立っている一方で、ドジャース・大谷翔平投手との“差”も同時に浮き彫りになった。

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 シュワーバーは初回の第1打席でクォントリルのカーブを捉え、右翼席へ450フィート(約137.1メートル)の46号を放った。この時点で大谷と1本差とし、リーグ単独トップに浮上。さらに8-3の4回、左腕コックスのカーブを2ラン。そして5回は、外角のボール球を片手で払ったようなスイングから左翼席へ3ランを叩き込んだ。さらに7回には3打席連発の49号。本拠地は狂喜乱舞した。

 あまりにも鮮烈すぎたシュワーバーの打棒は、米メディアのみならず日本でも大きな話題に。大谷と本塁打王を争っているだけあり、「バケモンすぎる」「ホームラン王は難しくなった……」と“嘆く声”が続出した一方で、「OPSも大谷さんのほうが上なんだな」「OPSもWARも大谷が上なのか」と“指標”に注目する声もあった。2人の成績を比較すると以下の通りだ。

〇大谷翔平 打率.278 45本塁打 85打点 123得点 出塁率.387 長打率.608 OPS.995 〇シュワーバー

打率.248 49本塁打 119打点 94得点 出塁率.370 長打率.586 OPS.956

 シュワーバーは本塁打と打点の2冠の一方で、総合的な攻撃力を示すOPSでは、4本塁打の活躍をしたこの日を終えても大谷とは40ポイント近い差がある。また、MVP投票で重視されている勝利貢献度WAR(ベースボール・リファレンス版)では、打者だけの成績でも大谷の5.5に対してシュワーバーは4.0(27日時点)。今季の大谷の活躍の凄まじさを物語る数字が並んでいる。

(Full-Count編集部)

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