話題株ピックアップ【夕刊】(2):長野計器、日ヒュム、NOK
長野計器 <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本ヒューム <5262> 3,100円 +55 円 (+1.8%) 本日終値
日本ヒューム<5262>が堅調な動きとなった。午後2時ごろに自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。上限を20万株(自己株式を除く発行済み株数の0.80%)、または7億円としており、取得期間は8月28日から来年3月19日まで。今年度における経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行と株主への利益還元を目的としている。■NOK <7240> 2,563円 +44 円 (+1.8%) 本日終値
NOK<7240>が続伸し年初来高値を更新した。SBI証券が26日、NOKの投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。目標株価は2400円から3100円に増額修正している。シール事業に関して自動車向けは原単価の高いHEV(ハイブリッド車)向けが増大し、中国では非日系顧客で拡販が進展するなど高収益性を維持していると指摘。車載向けFPC(フレキシブルプリント基板)も底打ちを予想する。同証券は27年3月期の営業利益予想を従来の400億円から440億円に引き上げている。■ゲンキGDC <9828> 3,445円 +55 円 (+1.6%) 本日終値
Genki Global Dining<9828>が続伸。26日の取引終了後、親会社の神明ホールディングス(神戸市中央区)から、高級魚介類の販売事業を営むゴダック(東京都中央区)及び水産物の卸売業を展開する神戸まるかん(神戸市東灘区)の全株式を10月1日付で取得し子会社化すると発表しており、業容拡大への期待から買われたようだ。海外サプライヤーとの安定的な調達網を持つゴダックと、仕入れ加工を自社工場で行い水産加工品の製造機能を持つ神戸まるかんを完全子会社化することにより、安定的な原材料の調達を図り、新たな商品開発や店舗の加工時間削減の提案などによる店舗オペレーションの効率化を図ることが可能になると判断したという。取得価額は非開示。なお、26年3月期業績への影響は精査中としているが、軽微と見込んでいる。■パークシャ <3993> 3,545円 +40 円 (+1.1%) 本日終値
PKSHA Technology<3993>がしっかり。午前11時ごろ、同社の「PKSHA AI Agents」のノウハウを活用した「PKSHA AI ヘルプデスク」をパーソルホールディングス<2181>傘下のパーソルキャリアが採用したと発表しており、好材料視された。FAQの自動提示やドキュメントからの回答自動生成、有人チャット対応まで一つのチャネルで完結できること、AIによる学習ループや手動メンテナンスのしやすさなど精度向上イメージが持てること、手厚い伴走支援サービスがあることなどが採用の決め手となったとしている。■パナHD <6752> 1,536.5円 +16.5 円 (+1.1%) 本日終値
パナソニック ホールディングス<6752>は堅調推移。報道各社が電池事業を手掛けるパナソニックエナジーに対する合同取材を26日に行い、その内容が伝わっている。27日付の日刊工業新聞によると、パナエナジーはデータセンター向けエナジーストレージシステム(ESS)の重要部品であるCBU(キャパシター)を2028年ごろに内製する検討を明らかにし、収益率の向上につなげる方針が示されたという。需要拡大が期待されるデータセンター向けの部品の収益貢献への期待が膨らみ、買いを誘ったようだ。■エスビー食品 <2805> 3,265円 +30 円 (+0.9%) 本日終値
エスビー食品<2805>は堅調。26日取引終了後、株主優待制度を変更すると発表した。3月末・9月末を基準日として、現行では100株以上の株主に継続保有期間に応じて1000~2000円相当の自社製品を贈呈していたが、これを100株以上の株主に保有株式数・継続保有期間に応じて1000~4000円相当の自社製品を贈呈するとの内容に見直す。来年3月分から変更する。これが手掛かりとなったようだ。■ベクトル <6058> 1,122円 +9 円 (+0.8%) 本日終値
ベクトル<6058>が反発。午前11時30分ごろ、子会社ニューステクノロジーが運営する東京都内最大級のタクシーサイネージメディア「THE TOKYO TAXI VISION GROWTH」を台湾で展開すると発表しており、好材料視された。台湾の大手広告代理店である火星創集と合弁で新会社「新里程科技傳媒」(台北市)を設立。9月1日から現地の配車アプリ「LINE GO」「yoxi」が保有する約3500台のタクシー車両の後部座席にサイネージ端末を設置し、動画広告を配信する。■ゼンショHD <7550> 9,612円 +27 円 (+0.3%) 本日終値
ゼンショーホールディングス<7550>が5日ぶりに反発。大和証券は26日、同社株の投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続するとともに、目標株価を1万円から1万1000円に引き上げた。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比8.7%減の157億5400万円だったが、予算は上回った模様と指摘。減益要因は国内すき家だが、グローバル中食(海外テイクアウト寿司)、国内はま寿司が同証券の想定以上の営業増益となった。原価高騰の影響は計画を大きく下回るペースと推察し、業績は第1四半期が底とみられ、第2四半期からは従来の営業増益トレンドに回帰すると予想。同証券では、26年3月期通期の同利益は885億円(会社計画820億円)を見込んでいる。■やまびこ <6250> 2,322円 +5 円 (+0.2%) 本日終値
やまびこ<6250>は小動き。26日取引終了後、アラブ首長国連邦に販売会社を設立すると発表した。中近東市場の販売体制強化と市場開拓を図る狙いがある。今第4四半期に設立し、来年第1四半期に事業を開始する予定。 株探ニュース