DJIからOsmo Nano(仮)がリーク。GoProもがんばって!

Image: Andrew Liszewski - Gizmodo US|変わり種だったDJI Action 2の魂を継ぐ者、あらわる?

DJIとInsta360のバトルが元気すぎる。

DJIがInsta360インスパイアなカメラを(また)準備中のようです。それは着脱式ポッドを備えた小型アクションカメラのようで、形状的にも機能的にもInsta360 Go Ultraに近いものとなりそうです。

最近発売されたDJI初の360度カメラ・Osmo 360は、Insta360 X5を意識していることがバレバレだったので、インスパイア多くない?と言われるかもしれません。でもとにかくDJIが新しいものを次々送り出そうとしてるのは事実で、この分野の草分けであるGoProの低調ぶりがまた気になってしまいます。

その名も「Osmo Nano」

DJIのリーク情報に詳しいJasper Ellens氏はDroneXLで(via TechRadar)、Osmo Nanoについて伝えています。Osmo Nanoは従来のGoProやDJI Osmo Action 5 Proのような四角い形状ではなく、マグネット式ポッドを本体から分離でき、いろんな面にくっつけて使えます。磁石の極性も変化させられるらしく、使う場所の自由度が高そうです。撮影内容は本体から操作・確認が可能で、普通のアクションカメラとして使いたい場合は、ポッドを本体にくっつけて、GoProライクなマウントに載せればOKです。DJIは2021年、小さな画面を備えてマグネットでくっつけられるDJI Action 2を作っていましたが、Osmo Nanoはその精神を継ぐ者とも言えそうです。

Insta360 Goとの比較で言うと、Osmo Nanoは現行のInsta360 Go UltraよりはInsta360 Go 3Sに近そうです。Igor Bogdanov氏がXでシェアしたプロダクトシートによれば、Osmo NanoにはInsta 360 Go 3Sと同じような小さなカメラモジュールがあり、それが有機ELタッチ画面モジュールの上にマグネットでくっつく形です。内蔵ストレージは64GBまたは128GB、microSDカードも使えるとのこと。

👉Here is our little Osmo Nano, which is set to compete with Go Ultra.✅Built-in memory 64 GB / 128 GB✅OLED touchscreen for one-handed control.✅Charges from the module to 80% in just 20 minutes.✅SD card slot✅Magnetic body for mounting anywhere#osmonanopic.twitter.com/12tvl5ZMDf

— Igor Bogdanov (@Quadro_News) August 28, 2025

シェアされた技術資料を拡大すると、このマグネット式マウントを使って、帽子やシャツやリュックにカメラを取り付ける想定なのがわかります。犬の首輪につければ、ペット視点での動画も撮れます。

ただ、カメラ自体のサイズや性能についての情報はまだありません。とはいえアクションカメラは一般に、より大きなセンサーを搭載したスマホカメラの性能には及びません。Osmo Action 5 Proは暗い環境でもちょっと撮りやすくなっていましたが、この手のカメラの主眼はやっぱり、スノボとかサーフィンといった明るい屋外でのアクションを撮ることにあるんでしょうね。

GoPro、息してる?

ちなみにInsta 360 Go Ultraは、着脱するポッド部分を四角い形状にすることで、以前のInsta360 Goより大きな1/1.28インチセンサーを搭載できました。ズーム性能はまだ限定的ですが、どこにでもポッドを付けられることで、従来は撮れなかったような動画も撮影可能になっています。

このDJIとInsta360のバトルっぷりに引き換えと言っては何ですが、かつてはアクションカメラの代名詞だったGoProは大丈夫なんでしょうか360度カメラ・Max 2を開発中とのリークもありましたが、それは2019年に発売された360度カメラの後継になります。特許情報からは、彼らもモジュラーデザインのカメラを作っているらしいことが伺えます。王道にもがんばってほしいところです。

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