「アップルが折りたたみiPhoneの出荷台数を引き上げ」とクオ氏、Galaxy Fold7の3倍か

 サプライチェーンに詳しいアナリストのMing-Chi Kuo氏は米国時間9月2日、新たなレポートを公開し、Appleが2026~2027年に製造する折りたたみ式「iPhone」の台数を大幅に引き上げたと述べた。 【画像】すべて見る  Appleは折りたたみ式スマートフォンの特許を30件以上出願しており、折りたたみ式iPhoneの発売を長らく期待されている。  Kuo氏はレポートで「Appleは最近、折りたたみ式iPhoneの出荷予測を引き上げ、2026年は800万〜1000万台、2027年は2000万〜2500万台とした(前回の予測はそれぞれ600万〜800万台、1000万〜1500万台)」としている。  つまり、Appleは今後数年間で販売を見込む折りたたみ式iPhoneの台数について、強気の姿勢を強めたということだ。Appleは1年後の2026年秋に開催するiPhone発表イベントまで、折りたたみ式iPhoneを発表することはないとみられる。  一方、韓国メディアのThe Elecによると、サムスンは8月に発売した「Galaxy Z Fold7」を240万台出荷する計画だという(2024年モデルから9%増)。Galaxy Z Fold7は、Appleが発売を準備中と報じられている製品に最も似ている可能性がある。Appleの新製品は、一般的なスマートフォンの画面サイズに近い8インチのカバー画面を採用するとみられている。  Appleが、Galaxy Fold7の3倍以上の台数を販売する計画だとすれば、2026年の発売を前に現在製造している試作機に絶大な自信を持っていることになる。サムスンは何年にもわたって折りたたみ式スマートフォンのコンセプトを磨き上げてきた。最近では中国のメーカーも、「HONOR Magic V5」や「OPPO Find N5」といった最先端の折りたたみ式スマートフォンを製造している。  筆者は最近、Galaxy Z Fold7のテストを開始しており、Appleが強気な姿勢を見せていることには驚きを感じない。これまで折りたたみ式スマートフォンを気に入ったことはなかったが、Galaxy Z Fold7は早くも、これまで試した中でお気に入りの1台になりつつある。折りたたむと「iPhone 16 Pro Max」とほぼ同じサイズなので、一般的なスマートフォンを使っているように感じられる。  広げると「iPad mini」を使っているような感覚になるが、折りたたみ式という形状やカメラ構成により、通常のタブレットでは決してできない多くのことができる。例えば、ミニノートPCのように使ったり、背面カメラで自撮りをする際にカバー画面でプレビューしたり、さらには背面カメラで動画を撮影しながらカバー画面をテレプロンプターのように使ったりできるのだ。  Galaxy Z Fold7は、Appleの折りたたみ式iPhoneで提供する可能性のある新たな機能のヒントになるかもしれない。  Appleにコメントを求めたが、回答は得られていない。 この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japan
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