189cmのエースFW大藤が2発!V候補・流経大柏が四中工を振り切り、3回戦進出!

[7.27 インターハイ2回戦 流通経済大柏高 2-0 四日市中央工高 JヴィレッジP3]

 3度目の優勝を狙う流経大柏が初戦突破! 27日、令和7年度全国高校総体(インターハイ)男子サッカー競技2回戦が福島県内で行われ、流通経済大柏高(千葉)と四日市中央工高(三重)との一戦は2-0で流経大柏が勝った。

 流経大柏は、昨年度の選手権準優勝校で今年はプレミアリーグEASTで2位。3度目の優勝へ向けて初戦となる2回戦の先発は、GK藤田泰土(3年)、 DF乙川宙(3年)、廣瀬煌(3年)、メンディー・サイモン友(2年/U-17日本代表)、増田大空(3年/U-17日本代表)、MF島谷義進主将(3年)、上田哲郎(3年)、山元琉士(3年)、平野万緑(2年)、FW金子琉久(3年)、大藤颯太(3年)の11人だった。

 一方、同じく2度の優勝歴を持つ三重の名門校・四日市中央工は、前日の初戦で徳島市立高(徳島)にPK戦で勝利。その初戦から先発を1人入れ替え、GK篠田啓斗(3年)、初先発のDF池口賀威(3年)、双津賢星(2年)、野田大誌(2年)、MF高橋大叶(3年)、丹羽伶介主将(3年)、工藤悠眞(3年)、鈴木蓮士(2年)、FW林龍輝(3年)、牧野蹴斗(3年)、増田莉久(3年)の11人でスタートした。

 流経大柏は立ち上がりからCBメンディーが空中戦で相手を圧倒。同じくCBの廣瀬も高さを発揮したほか、抜け出そうとしてきた相手エースFW増田を巧みにブロックする。四中工は6分に左サイドで林とスイッチした鈴木が中へのドリブルから右足を振り抜く。  また、左SB牧野、右SB池口のロングスローなどでゴール前にボールを入れるが、流経大柏はGK藤田が落ち着いて処理したほか、注目MF島谷がセカンドボールを回収するなど要所を締めて試合を進める。  だが、前半は四中工の堅い守りの前に得点を奪うことができなかった。増田の左足CKと山元の右足CKなどセットプレーやクロスの本数を増やしていたものの、四中工は野田、双津の両CBがゴール前でしっかり相手をブロック。また、丹羽を筆頭にプレスを掛け続けるなど切り替えの速さ、強度の部分で流経大柏に対抗して見せる。

 GK篠田の安定した守りもあって0-0で前半終了。流経大柏は後半開始から3枚替えで乙川、上田、平野をDF石井友啓(3年)、MF昇純希(3年)、FWオゲデベ有規(3年)へ交代する。昇のドリブルなどを加えて相手にプレッシャーを掛けると13分、増田がインターセプトからDFとGKの間へロングフィード。飛び出してきたGKより速く大藤が右足でゴールへ流し込み、待望の先制点を挙げた。

 プレミアリーグEAST得点ランキング首位タイの189cmFWのゴールによって、流経大柏がリードを奪った。四中工も増田が身体を張ってボールを収めるなど反撃。工藤の左足FKでゴールを狙うシーンやサイドからクロスへ持ち込むシーンもあったが、メンディーら流経大柏の赤い壁に阻まれてしまう。  内容が良くなくても勝ち切る強さは今年の流経大柏の特長だ。1-0で試合を進めると後半35+3分、四中工GKがロングボールを処理しようとするが、プレッシャーをかけた大藤がキックを身体に当ててそのままゴールイン。V候補の流経大柏が2-0で勝ち、3回戦へ進出した。  
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