「僕が打たないと負ける」「足元をもう一度」…痛恨4連敗に周東&近藤が語ったこと
残り29試合となったペナントレースで一番の踏ん張りどころがやってきた。26日に弘前・はるか夢球場で行われた楽天戦にホークスは3-10で大敗。4月26日から5月1日にかけて5連敗を喫して以来、約4か月ぶりとなる痛恨の4連敗となった。同日に日本ハムが引き分けたため、かろうじて首位はキープしたが、最大「4」あったゲーム差はついになくなった。
シーズン序盤から快走し、圧倒的な力でゴールテープを切った昨季と違い、ひりひりとした展開が続く今シーズン。まさにチームの力が試される場面が訪れている。満身創痍の状態で戦う“大黒柱”は今何を思うのか。周東佑京内野手と近藤健介外野手が口をそろえた「大切な姿勢」とは――。
「もちろん試合に勝つつもりでやってはいますけど、全部が全部勝てるわけじゃないですし……。年間でこういう試合も少なからずありますから。それが今の時期にきているのかなと思います」
26日の試合後、そう口にしたのは周東だった。この日は3回1死一塁で右前打を放つと、相手の失策も重なって先制点が生まれた。2回の守備では2死二塁の場面で右中間を襲った打球をスライディングキャッチする好守を披露。体をフェンスにぶつけながらもボールを落とさない気迫を見せた。
万全な状態には程遠いものの、勝利に向けて全力を尽くした選手会長。苦境を迎えたチームに何が大切か。その答えはシンプルだった。
小久保監督も強調「悔いの残らない戦いを」
「日本ハムとのゲーム差はなくなりましたけど、あまり向こうの勝った負けたを気にせずに、目の前の1試合に集中する。しっかり勝つ、しっかり1つのアウトを取ることが大事になると思います。足元をもう一度、しっかり見ることじゃないですかね」
周東と同様、唇をかみしめたのは近藤だった。「大事なところで僕が打たないと負けるなっていう感じです」。26日の試合は走者を置いた3打席でいずれも凡退するなど、4打席ノーヒットに終わった。8月初めは驚異的な打棒でチームを救ってきた背番号3だが、その表情には危機感が宿る。
「1人1人がしっかりと取るべき1点を取って、与えちゃいけない1点を守り切る。単純なことを徹底する。それが大事だと思います」。昨季のシーズンMVP男は自らに言い聞かせるように言葉を紡いだ。
小久保裕紀監督は「今チームの流れとしては踏ん張りどころですけど、残り29試合しかないので。悔いの残らない戦いを続けていくだけです」と口にした。苦境を打破するには、もう一度原点に立ち返る必要がある。周東はチームメートの思いを代弁した。
「一番大事な時期ですし、個人1人でどうにかなるもんじゃないと思います。全員がどうにかしようと考えながらやっているのは間違いないし、それがうまくかみ合うかどうかだけだと思うので。切り替えて、明日からやっていかなきゃいけない」
選手会長と主砲がそろって口にした「オール・フォー・ワン」の精神。今こそホークスの底力を見せるときだ。
(長濱幸治 / Kouji Nagahama)