オーダーは「曲がらないクラブ」 金澤志奈の初優勝セッティング
◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 最終日(14日)◇大洗GC(茨城)◇6840yd(パー72)◇晴れ時々曇り(観衆4945人)
金澤志奈が桑木志帆とのプレーオフを制し、メジャーで初めてのタイトルを手にした。「もともと小技が得意な方ではあったんですが、プラスちょっとアイアンショットやユーティリティとかでピンに絡んでいくショットも増えてきた」と振り返った。
14本のクラブは契約する本間ゴルフが多くを占める。「飛ばないので、曲がらないクラブをお願いしています。本当は飛距離が欲しいんですが、飛距離の出るクラブはスピン量のコントロールが難しくなるので」。今シーズンの平均飛距離は228.64ydで全体89位だが、フェアウェイキープ率は74.1%で8位とトップクラス。持ち味の精度とショートゲームで難関・大洗GCを攻略した。
ドライバーは2020年モデルの「ツアーワールド TR20 460」を使用する。夏場にはプロトタイプのモデルに切り替えて好成績を収めていたが、メジャータイトルは長く愛用してきた一本と勝ち取った。ユーティリティの「ツアーワールド GS」に至っては2013年製と、ひときわ古いモデルを入れている。
パターはオデッセイの「WHITE HOT(ホワイト・ホット)OG #1WS」(2020年)を使用。4日間の平均パット数「27.25」はフィールド4位タイだった。
<最終日のクラブセッティング> ドライバー:本間ゴルフ ツアーワールド TR20 460(9度) シャフト:三菱ケミカル ディアマナ BF(重さ50g台、硬さSR) グリップ:イオミック
フェアウェイウッド:本間ゴルフ ツアーワールド GS(3番15度、5番18度、7番21度)
ユーティリティ:本間ゴルフ TW717(5番25度、6番28度)
アイアン:本間ゴルフ ツアーワールド TW757 Vx(7番~PW)
ウェッジ:本間ゴルフ ツアーワールド TW-W(48度)、フォーティーン RM22(50度、56度)