ビットコインの大部分は依然として個人が保有しているが、機関投資家も追い上げている:調査(CoinDesk JAPAN)
アメリカ拠点のビットコイン金融サービス企業リバー(River)によれば、ビットコイン(BTC)の大部分は依然として個人が保有している。 リバーはX(旧Twitter)への投稿で、8月25日付の所有分布に関する調査結果を発表した。この調査では、公開された提出書類、カストディアルアドレスのタグ付け、過去のブロックチェーン調査に基づき、ビットコイン供給量をいくつかのカテゴリーに分類し、それぞれで市場シェアを示している。 リバーは、個人が流通しているビットコインの約65.9%、すなわち1383万枚を保有していると推定した。このカテゴリーには、リバーが個人として分類するセルフカストディウォレットや取引所アカウントが含まれる。 機関投資家の保有量については、リバーは企業、ETF(上場投資信託)、ファンドに分類している。 公開情報源から追跡された政府系アドレスに基づけば、政府保有分は約1.5%、30万6000枚とされる。 この分布には、さらに2つの特別なカテゴリーがある。 最後に、供給量の約5.2%、109万枚は、発行上限の2100万枚に達するまでにまだマイニングされていない分だ。 率直に言えば、リバー社の調査は現状のビットコイン保有分布を把握するための試みであり、将来の価格を予測しようとするものではない。カストディアンが多くの顧客の資産を集約して管理していること、一部のウォレットは誤分類されていること、所有権が不透明になるケースがあることから、推定値は完全なものではない。 リバー社の結論は、個人による保有が依然として大部分を占めているが、ETFやビットコインをバランスシート上の資産として扱う企業の増加が寄与して機関投資家のシェアも拡大しているということだ。 |翻訳・編集:林理南|画像:Unsplash/Diana Krotova|原文:Most Bitcoin Still Belongs to Individuals, but Institutions Are Catching Up: Research
CoinDesk Japan 編集部