[全中]静岡学園が15大会ぶり2回目の日本一「自分たちらしさを最後まで出せた」登録全メンバーコメント

静岡学園が2度目の日本一に輝いた

[8.22 全中決勝 日章学園0-4静岡学園 いちご宮崎新富サッカー場]

 第56回全国中学校サッカー大会の決勝が22日に行われ、静岡学園中(東海/静岡)が日章学園中(九州/宮崎)を4-0で下し、15大会ぶり2回目の優勝を飾った。

 前回優勝は2009年度の長崎県で開催された大会で、現中学3年生でも生まれる前の話だ。それでもイレブンの多くは「静学を作ってきた先輩に感謝の気持ちがあった」と声を揃え、「自分の代で日本一を取り返せたことはとても嬉しい」と声を弾ませた。 以下、静岡学園の登録選手コメント 1 GK樋渡悠真(3年) 「1試合自分のミスで失点してしまって、チームに迷惑をかけた。なので決勝を無失点でできたことは嬉しかったです。自分はそこまで身長があるわけではないけど、できるだけハイボールも出て、足下も鍛えられるように頑張っていきたいです」 2 DF三保琥太郎(3年) 「優勝できてうれしかったけど、優秀選手になれなかったので、まだまだ自分の力が足りないと思いました。周りのみんなのおかげで勝てたので、自分の力でチームを勝たせられる選手になりたい。愛知県から進学した選択は間違ってなかった。静学の先輩で言えば、行徳(瑛)選手のようになりたいです」 3 DF石川貴久(3年) 「決勝までのパフォーマンスは良かったですけど、決勝の前半はミスが目立ってしまった。後半でいつもの調子を取り戻せたけど、決勝では自分の100%をもう少し出せたかなと思います。中学年代の日本一は知らない人も多いので、高校を大事にしていきたい。この優勝を糧にして、高校でも日本一を目指していきたいと思います」 4 DF秋山奏翼(3年) 「ずっと日本一になることを目標に今まで練習してきて、今こうして達成できたのですごく嬉しいです。自分ではもう少しできた部分があったかなと思うけど、静学らしいドリブルやパスで存分に出せたかなと思います。ここから高校もあるし、近くで言ったら高円宮杯もある。そういうところに向けてみんなで頑張っていきたいです」 5 DF木原結大(3年) 「嬉しいです。本当に何にも代えられない喜びを感じています。アウェーでもしっかり勝ち切れるチームが強いと思うし、ホームになればもっと自分たちの力を出せると思うので、いい経験になったと思います。個人的には攻守で活躍できる選手になっていきたいです」 6 MF西谷朱雀(3年) 「(決勝で2得点)ずっとチームからもいつ決めるんだよと声を掛けられていた。この決勝こそ絶対に決めてやろうと思っていた。これからも大事な舞台とかで点を取れるような選手になりたっていきたいと思います」 7 MF山田栞汰(3年) 「決勝で自分たちらしさを最後まで出せて勝てたことがとても嬉しい。1試合目からどんどん成長できて、どんどん静学らしさを出しながら、成長し続けられたのはとてもよかった。(個人的には)準決勝まではあまりいいプレーが出来なかったけど、決勝で気持ちを切り替えて、しっかり自分のプレーを出せたので、きょうはとてもいいプレーでよかったです」 8 MF北村岬輝(3年) 「優勝は嬉しいですが、それ(決勝で得点できず得点王を逃したこと)は残念。でも自分たちのやりたいことが出せたのでよかったです。個人としてはチームを勝たせれる選手になりたい。最終的には高校選手権が目標なので、全国優勝できるように頑張りたいです」 9 FW吉澤心(3年) 「試合前から監督にも言われていたけど、家族やここに来れていない応援してくれている方にも応援してよかったと思われるような結果を残せたことが良かったと思います。個人的に後悔がないと言われるとウソになるけど、勝てたということは自分の中で大きな財産になる。こういう大事な試合で結果を残せる選手になって、もっと上に上がっていきたいです」 10 MF亀川潤(3年) 「決勝は自分のプレーは出せたんですけど、ちょっと腰の痛み(腰椎分離症)で上手く出せなかったのは悲しい。ブロック(トーナメント表)を見たときは最悪だと思ったけど、みんなで力を合わせれば勝てると思った。神村が来ても、日章が来ても勝てるとは思っていました。今後はドリブルは抜けるんですけど、ゴールとかが出来ないので、ゴールを決められる選手になりたいです」 11 FW中山叶翔(3年) 「優勝は素直に嬉しいです。あまり試合に出場する機会が貰えなかったけど、出られた時はやり切れたと思うのでよかった。切り替えてしっかり練習して、これからも試合に出て活躍できるようにしたいと思います」 12 DF山田優志(3年) 「あまり試合に出れていなかったけど、得点に絡んだりできたので、パフォーマンスは良かった。チームとしても全国の人たちに自分たちのサッカーを見せられたかなと思います。来週帰ってすぐに授業です。宿題?まだ終わってないので、帰って焦りながらやろうと思います(笑)」 13 MF古澤樹(3年) 「優勝できて嬉しいです。でももっと出場時間が増えるように頑張りたい。いろんな相手とやれたのはいい経験になったけど、いろんな意味でいい経験になりました。憧れはリオネル・メッシ選手。ドリブルを磨いて高校でも活躍したいです」 14 MF佐野天空(3年) 「自分たちが一番目指していた全国優勝ができてとても嬉しいです。長い時間出ることはなかったんですけど、少ない時間でもアピールはできたかなと思います。もっと成長して果敢にゴールを狙って、点を取れる選手になりたいです」 15 FW河野夏斐(3年) 「16年ぶりの優勝で嬉しいです。大会中は後半一番最初に出してもらったりした。特長を出せたところもあったけど、もっと出せるように頑張っていきたい。アシストもゴールもできるように、得点力を上げていきたいと思っています」 16 DF小池望良(3年) 「みんなで優勝できてうれしいです。少ない時間だったけど、自分のやりたいことは出せたかなと思います。今後はチームに貢献できるような選手になっていきたい。DFを全部やっています。後ろから持ち運んでゴールまで行けるような選手になりたいです」 17 GK平松晃(3年) 「優勝は嬉しかったですが、(大会中に)失点が1失点あったので、悔しかったです。自分は失点が多かったりするので、CKとかは負けることもないようにして、セービングの能力を高くしていきたいです。(GK樋渡とは)これからも切磋琢磨していきたいと思っています」 18 MF宮坂脩斗(3年) 「ここの代で絶対に優勝するというのは決めていて、そこに自分が活躍するのが目標だった。今大会で得点はできませんでしたが、アシストでいいことができたのでよかったです。チームのために貢献するのは大前提として、自分で打開できるような選手になっていきたいです」  またサポートメンバーで帯同した2人もコメントした。 山崎心翔 「チームのみんなと過ごしていい雰囲気を作ったり、決勝の前には日章学園の文責とかをして、少しは役に立てたのかなと思います。泥臭くプレーすることが自分はできると思っている。いろんな場面で点を決めたり、いいパスを出したりできるような選手になりたいと思います」 宮寺顕良 「マネージャー的な立ち位置で帯同していました。中1の冬からマネージャーを始めて、監督に連れて来てもらった感じです。高校でもマネージャー?もちろんやりたい。でも高校は今まで一人も(マネージャーが)いなくて、やれるかが分からない。それがちょっと心配。優勝させたマネージャー?そうですね、それはめっちゃ嬉しいです」 (取材・文 児玉幸洋)●第56回全国中学校サッカー大会特集▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中

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