【△虎将トーク】阪神・藤川監督、村上に期待「さあ、どんなシーズンにしてくれるんだろう」石井は「さあ、スタートするぞという感じ」

三回の守備で二盗成功にリクエストする阪神・藤川球児監督 =京セラドーム大阪(撮影・根本成)

(オープン戦、オリックス1ー1阪神=九回規定により引き分け、21日、京セラ)阪神は3連戦の初戦をドロー。村上頌樹投手(26)は5回⅔を投げ、球数86で4安打1失点。3奪三振2四球で3月28日の広島戦(マツダ)に向け、最終登板を終えた。宮城大弥投手(23)の前に4回無得点だった打線は七回1死一、三塁で中野拓夢内野手(28)が右前に同点打を放った。佐藤輝明内野手(26)、森下翔太外野手(24)、大山悠輔内野手(30)のクリーンアップは揃って無安打。投手陣は2番手以降の石井大智(27)、ハビー・ゲラ(29)、岩崎優(33)、桐敷拓馬(25)の4投手がゼロを並べた。藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(OP戦成績=3勝4敗3分、観衆=2万6671人)。

ーー村上は十分なモノを見せてくれた

「やりたいことはできたんじゃないかな、と思いますね」

ーーあと1週間で調整を続けてくれればいい

「そこからスタートしながら、今のコンディションを最後まで持続させながら、ということはトレーナーも含めて、チームがやっていくと思います。準備はできたんじゃないですかね」

ーーこれまでの取り組みを振り返って

「どうでしょうね。(昨年)11月から決まっていましたから。シーズンに向けて戦う準備をしているところですから、『さあ、どんなシーズンにしてくれるんだろう』と、すごく期待をしていますけど」

ーー交代のタイミングは球数

「そうですね。石井とか、あの辺りもイニング途中で(投げさせたい)、ということもあったので」

――石井はピンチで登板した(六回2死三塁でディアスから空振り三振)

「順調にここまで来て、もう少しで『さあ、スタートするぞ』という感じのピッチングに見えます」

ーーリリーフ陣も順調

「本当に自然体でやってくれれば。自分たちらしくやってくれれば、それだけでいいので。別に必要以上に結果は求めないので」

ーー栄枝のDH起用は今後も見据えてか

「せっかくいい左投手(宮城)が来てくれてますから。立てる機会がない。投手を立たせても、村上も左対左だし、そういうところで。生きたボールを見る日に当てさせてもらいました」

ーー遊撃・高寺もそういう意図か

「そうですね。シーズンが始まれば打席数が減ってきたりとかで、打てていた選手でも打てなくなってきている。ベンチにいると打席がないことで、ポテンシャルが下がってしまうことがありますから。こちらでうまくコントロールをしながら…」

ーーシーズンで高寺の遊撃起用はあってもおかしくない

「ショートは去年までやっていましたからね。(本職は)ショート、セカンドですから。元々やっている選手ですから、いろんな部分で可能性としてありますけど、いいピッチャーに立たせたかったということ」

ーー遊撃は内野守備の要だが、守る水準には達しているか

「そうなんですかね、全部大事ですけどね。いい投手に立たせたかったことが一番。ゲームのリスクを負ってまで、というレベルではないことを分かって使っていますから。私たちの問題ですから。何も問題がないです」

ーー4打席に立ち、フル出場

「代えても意味がないですからね」

ーーDH制の活用は終了か

「どうでしょうね。また帰って考えます」

ーー七回は下位からのつながりが見られたか

「流れを作ることを重要視しているので、佐藤とか森下が、どんな配球が来て、ということを彼らなりに考えて。今は充電期間に充てて、開幕した時に爆発してくれればいい」

ーーD5位・佐野、育成・アルナエスが合流。雰囲気を感じさせたり、経験を積ませたかった

「右の内野手、ユーティリティーがいないので、ちょっと見てみたかった部分で、今日は高寺を最後までいきましたけど、高寺を動かした時のケースですね。佐野なんか、非常に緊張をしていましたけど、新人で来ていなかった選手の一人ではあったので、また明日も見て、タイミングがあれば…というところですね」

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