左足首に懸念残る久保建英がブラジル戦出場へ、森保監督「時間を限定し、プレーしてもらいたい」
日本代表の森保一監督が13日、キリンチャレンジカップ・ブラジル戦(14日・味スタ)の前日会見に出席し、左足首の負傷で10日のパラグアイ戦(△2-2)を欠場していたMF久保建英(ソシエダ)について「時間を限定し、プレーしてもらいたい」と起用法を明かした。
久保は9月6日にアメリカで行われた国際親善試合メキシコ戦(△0-0)で左足首を負傷。所属先のソシエダに戻った後も痛みが残っており、ラ・リーガ全5試合に出場し続けながらもそのうち3試合は途中出場に回っていた。今回の代表活動に入っても、序盤は別メニューで慎重に調整。一度も全体練習には合流することなく、10日のパラグアイ戦を欠場していた。
11日の全体練習からは一部対人練習にも合流し、練習後には「プラン通りには行っている」とブラジル戦に照準を合わせていた久保。12日の練習からは対人メニューにもフル参加し、順調な回復ぶりを見せていた。 その一方、11日の全体練習から離れた後、松本良一フィジカルコーチと行っていた個人メニューでは左足のシュートに違和感を見せる場面もあった。また12日の居残りシュート練習にも参加しておらず、依然として強いキックは避けている様子だった。 久保は左足首の負傷後、ラ・リーガの試合で左足ワンタッチシュートに力が入らなかったり、カットインシュートが枠に嫌われる場面が頻発。代表合流後の取材対応では「毎試合シュートシーンがあって決め切れていないのもあるけど、シュートシーンがあるということは立ち位置やオフザボールが改善されているからこそシュートシーンがあると思うのであとは決め切るところだけ」と振り返りつつ、「言い訳ではないけど足首が治って本来のプレーができれば問題ない」と話し、テーピングを巻きながらのプレーに影響があることを示唆していた。 そうしたなか、森保監督はこの日の会見で「タケに関してはプレーできる状態にある。ただし90分はプレーできる状態ではないし、させるべきではないと思う」と久保の現状を説明。「そこは時間を限定し、プレーしてもらいたいと思う」と時間限定付きでの起用を行う姿勢を見せた。 (取材・文 竹内達也)●2026ワールドカップ(W杯)北中米大会特集▶日本代表の最新情報はポッドキャストでも配信中