【巨人】堀内恒夫氏 阪神戦の逆転負けで…岡田彰布氏に同調「勝てる試合を…俺にもわからん」
巨人で監督も務めた堀内恒夫氏(77)が1日に自身のブログを更新し、首位を独走する阪神に逆転負けを喫した8月31日の直接対決(甲子園)について「巨人軍の野球を」とのタイトルで、さまざまな疑問を投げかけた。
3連戦最後の一戦は先発した横川が6回途中1失点で降板。7回に3点を挙げて逆転した直後、3番手で登板した中川が二死一塁から4連打を浴びて4点を失い、逆転を許した。その間に中堅手オコエはライナー性の打球をはじき、左翼手・若林はフェンスに激突しながら捕り切れず、右翼手の中山は目測を誤った。
堀内氏は「勝てる試合を自ら逃したという感じかな。阪神OBの岡田が解説で『野球がわからない』と言っていたが 俺にもわからん(笑)」とし「思い出したことをザッと並べると」と、こうつづった。
「先発の横川にはピンチの壁を越えさせてやりたかった。打たれたリリーフの中川皓太 彼の場合は逆に途中で代えてやって欲しかった。良くても悪くても場面関係なく結構投げてきているから疲れだろうね」「9回 坂本勇人が代打で出てくるタイミング 2死満塁 佐藤輝明のフィルダースチョイスで二塁走者の若林が本塁を狙わず同点にできなかったこと」「外野の守備は本職じゃないのもいるからね」
「ザッと」とした割には気になった点は少なくなく「課題が多い野球だな」と指摘し「ドジャース戦法を経験した俺としては巨人軍の野球は緻密で考える野球 全体を見て場面を判断する。自分の今の役割をしっかり把握して行動し連携する。失敗を恐れず行動の意図がわかれば ベンチにも伝わるはず。新しいことを取り入れることも必要だが まずは、それを基本として3軍でも、育成でも、コーチがしっかりと伝え教え体で覚えて欲しいと願うばかり。それには練習が必要だよ」と止まらなかった。
「巨人軍の野球とは。そのためにも生え抜きのコーチがいるわけだから。頼みましたよ!」
今回の3連戦は1勝2敗で負け越し、阪神の優勝マジックは「7」まで減った。チームはセ・リーグ2位ながら16ゲーム差をつけられる苦境となっている。