成功者は時間より「余白」を管理する。ザッカーバーグ氏も実践している「80%ルール」とは?(ライフハッカー・ジャパン)

もしあなたがMetaを率いるマーク・ザッカーバーグなら、1日のスケジュールをどう組み立てるでしょうか? 成功者は時間より「余白」を管理する。ザッカーバーグ氏も実践している「80%ルール」とは? おそらく多くの人が、彼の時間は分刻みの予定や、息つく暇もないミーティングで埋め尽くされていると想像するかもしれません。 事実、管理職を経験したことのある人ほど、そう考えるのではないでしょうか? あるいは、高名なリーダーの例として語られるビル・ゲイツやイーロン・マスクのように、超高密度なタイムマネジメントを実践していると考えるのも自然なことでしょう。 しかし、ザッカーバーグ氏が実践する時間との向き合い方は、そのいずれとも異なります。 ザッカーバーグ氏は2025年5月、Stripeの共同創業者ジョン・コリソン氏との対談で、自身の生産性を支える思想を明かしました。 それは、多くのリーダーを消耗させる「予定の詰め込みすぎ」とは一線を画すものです。 彼が採用しているのは、単なる生産性のテクニックではなく、自身の能力を最大限に引き出し、同時に精神的な健全さを保つための戦略的アプローチです。 そしてこの考え方は、Googleの幹部からアルベルト・アインシュタインまで、時代や分野を超えて並外れた成果を挙げてきた人々に共通する原理でもあります。

この対談は、コリソン氏がある質問をザッカーバーグ氏に投げかけたことで、がぜん深まっていきます。 その質問とは「『会社にとって価値があると思う事柄に、きちんと時間を割くために』どうやって時間を管理しているのか?」。 これは、数十億ドル規模の巨大企業を率いる最高経営責任者(CEO)だけでなく、一般的な中小企業のオーナーや中間管理職も直面する重要な問いです。 ザッカーバーグ氏は、非公式な場で、チームのメンバーにしばしば話しかけるそうです(「こうした(会社の)人たちとは、向こうが求めている以上に話しています」と、冗談混じりに明かしたほどです)。 一方で、時間無制限の定期的な1on1ミーティングはできるだけ避けるようにしているとのことでした。 その代わりに自身のスケジュールでは「かなりの時間をオープンにする方針をとっている」と、ザッカーバーグ氏はコリソン氏に明かしました。 このような方針をとっている理由を、ザッカーバーグ氏は次のように説明しています。 状況は常に流動的です。だからこそ、その日もっとも優先すべきだと直感したことに集中するため、朝の時点で『よし、今日はこの3つのことに取り組むぞ』と決められる自由と、それを実行できるまとまった時間が必要なのです。 スケジュールに意図的な余白があるからこそ、ザッカーバーグ氏は状況の変化に機敏に対応できます。 しかし、メリットはそれだけではありません。より重要なのは、心の安定を保つ効果です。 「1日のスケジュールが他者によってびっしり埋められ、必ずしも最重要ではない用事に縛られて、本当に取り組むべき核心的な課題をやる時間がとれないと、ひどく消耗してしまいます」と、同氏は語ります。 そういう日が続くと、いずれ限界が来るんです。

ライフハッカー・ジャパン
*******
****************************************************************************
*******
****************************************************************************

関連記事: