堺のベイエリアに大型ホテル開業、イルカとふれ合える施設も…南海堺駅から徒歩5分
堺市堺区の堺旧港周辺でホテル「ドーセット バイ アゴーラ大阪堺」とイルカとふれ合える観光施設が25日、開業する。港からは4月開幕の大阪・関西万博の期間中、会場の 夢洲(ゆめしま) を結ぶ旅客船が運航される予定で、堺のベイエリアのにぎわい作りに期待が高まっている。(北口節子)
目の前に海が見えるホテル(いずれも堺市堺区で)ホテルは南海堺駅から徒歩5分で、地上11階建ての計321室。関西空港や大阪・ミナミからのアクセスの良さと堺旧港内を望む景観が魅力だ。海外の観光客を意識して客室は最小でも21平方メートルを確保した。最大70人収容の会議室や港に面した屋外テラスを設けたレストランなどを備える。
21日には報道関係者向けの内覧会があり、セレモニーに永藤英機市長らが出席。ホテルを運営するアゴーラ・ホスピタリティーズの●楚平社長兼CEOは「堺市で最大のホテル。堺の文化発信、経済発展に役立つよう、従業員一丸となって頑張りたい」とあいさつした。
永藤市長も「海とともに発展してきた堺の象徴でもある場所に、多くの方が滞在される空間が開設されるのはうれしい。国内外の観光客に堺に注目していただくため、市も連携した取り組みをしたい」と語った。
万博会場と堺旧港を結ぶ旅客船万博期間中、ホテル前の桟橋と万博会場の夢洲桟橋を約30分でつなぐ1日5便の旅客船(146席)も運航される。料金は片道3800円(13歳以上)などで、この日は船内が報道陣に公開された。
イルカとふれ合える観光施設ホテルのすぐ近くには、半屋内型のプールで、イルカと一緒に泳いだり、餌やりをしたりしてふれ合える「ノア ドルフィンドーム」も開業する。バンドウイルカ4頭を飼育しており、見学料は1210円(中学生以上)などで、ふれ合い体験は別途料金が必要になる。
●はにすいに先