スーパーフォーミュラ第9戦・第10戦が開幕。専有走行1回目はオオムラ・フラガが首位。PONOS NAKAJIMA RACINGがワン・ツー
スーパーフォーミュラ ニュース
Ryuji Hirano / autosport web
全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦・第10戦富士大会は10月10日(金)、静岡県の富士スピードウェイで11時から1時間の専有走行1回目が行われた。セッション後半にJuju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)のトラブルで一時赤旗中断となったセッションだが、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)がトップタイムを記録。佐藤蓮が続き、PONOS NAKAJIMA RACINGがワン・ツーとなった。
2025年のスーパーフォーミュラも残すところ2大会。第8戦SUGOから約2ヶ月のインターバルで迎えた第9戦・第10戦富士大会は、10月10日(金)11時から、週末に向けた専有走行1回目がスタートした。この日の富士スピードウェイは早朝こそわずかに晴れ間ものぞいたが、曇り空で気温21度/路面温度31度というコンディションで走行が始まった。
セッション序盤から各陣営ともにショートランを繰り返しながら翌日の公式予選に向けたセットアップの調整などのメニューをこなしていったが、開始から40分というところで、ダンロップコーナーを立ち上がったJuju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)の車両後部右側から白煙が上がり、そのまま13コーナー手前でストップ。このセッションで最初の赤旗が提示された。
中断時、1分23秒341を記録しトップに立っていたのはイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)。これにサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)が1分23秒392で、福住仁嶺(Kids com Team KCMG)が1分23秒591で続いていた。
走行は11時51分に再開したが、この間にわずかに日射しが強くなり、気温22度/路面温度35度に上昇。そんななか全車ではないものの一部の車両がニュータイヤを装着し、アタックシミュレーションを行っていった。
ここで続々とタイムが塗り替えられていくが、持ち越しのワンアタック品のタイヤでオオムラ・フラガが1分22秒792を記録しトップに。さらに佐藤蓮が1分22秒934を記録するなど、PONOS NAKAJIMA RACINGがワン・ツーを占めていく。岩佐歩夢が1分23秒140、野尻智紀が1分23秒153を記録しTEAM MUGENが続くが、PONOS NAKAJIMA RACINGの2台には届かず3番手、4番手となった。
5番手には小林可夢偉(Kids com Team KCMG)、6番手にはサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)が続く結果となった。ランキング首位の坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)は13番手で最初のセッションを終えている。
午後の専有走行2回目は14時20分から行われる。
佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING) 2025スーパーフォーミュラ第9&第10戦富士
岩佐歩夢(TEAM MUGEN) 2025スーパーフォーミュラ第9&第10戦富士
野尻智紀(TEAM MUGEN) 2025スーパーフォーミュラ第9&第10戦富士
小林可夢偉(Kids com Team KCMG) 2025スーパーフォーミュラ第9&第10戦富士
FP1のセッション終盤に白煙を上げてストップしたJuju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing) 2025スーパーフォーミュラ第9&第10戦富士
白藤めありしらふじめあり
2025年 / スーパー耐久 TONEモタスポギャルズ