「iPhone 17/17 Pro/Air」予約前にもう一度見たいスペックまとめ。各モデルの「買い」ポイント
まずは新発売される4モデルについて見ていく。 機種 iPhone 17 iPhone Air iPhone 17 Pro iPhone 17 Pro Max 重さ(公称値) 177g 165g 206g 233g ディスプレイ 6.3インチ 2622×1206ドット 6.5インチ 2736×1260ドット 6.3インチ 2622×1206ドット 6.9インチ 2868×1320ドット チップセット A19 A19 Pro 背面カメラ 48MP Fusion 48MP 超広角 48MP Fusion 48MP Fusion 48MP 超広角 48MP 望遠 正面カメラ 18MP センターフレーム ビデオ再生時のバッテリー駆動時間(最大・公称値) 30時間 27時間 33時間 39時間 大きな違いは、主にデザインとカメラ、チップセットだ。特にiPhone Airの厚さ5.64mm、重さ(公称値)165gは、他の3モデルとコンセプトが大きく異なる。 Proモデルにはアルミ合金が採用されており、背面まで覆うような金属素材を使用することで、放熱性能を向上。内部にはベイパーチャンバー(冷却機構)も備える。 4モデルはディスプレイの大きさが異なるが(iPhone 17と17 Proは同じ)、ピーク輝度3000nit、最大120Hzの画面描画速度(リフレッシュレート)は共通。屋外でも見やすく、ゲームプレイ時などの滑らかな動きが期待できそうだ。 搭載チップはiPhone 17が「A19」。iPhone Air、17 Pro、17 Pro Maxが「A19 Pro」となる。 ただし、iPhone AirのA19 Proは5コアGPUなのに対し、17 Pro、17 Pro MaxのA19 Proは6コアGPUが採用されるなど、微妙な違いがある。 背面カメラはiPhone 17が48MPメインと48MP超広角の2眼構成。iPhone Airが48MPメインのシングルカメラだ。 17 Proと17 Pro Maxは、48MPメイン、48MP超広角、48MP望遠の3眼構成となった。 4モデルを並べると、iPhone Airのユニークさが際立つ。 上位モデルに比肩するような処理性能を持ち、モバイル通信を担うモデムとしてアップル製の「C1X」モデムを採用。 一方で、カメラは4モデルの中では唯一シングルカメラとなり、マクロ撮影にも対応しないなど、機能的に削られている部分もある。 普段あまり写真を撮らない人であれば、iPhone Airのシングルカメラは気にならないだろう。iPhone史上最薄のデザインなどに惹かれるなら、iPhone Airは「買い」と言える製品だ。 逆に、本体が多少厚く重くなってもいいから機能を重視したいという人には、後述するProモデルや無印モデルがおすすめだ。
佐藤文彦[ガジェットライター]