セブンの『冷凍塩パン』を発見! 「明太フランス」と比較して見えたものとは
塩パンが好きで、見かければ買うようにしている。パン屋さんのみならず、最近ではスーパーやコンビニでも塩パンを出すようになった。中には、専門店顔負けの味を発揮するものもある。
セブンプレミアムでも冷凍の塩パンを出しているのだが、そちらはどうだろうか。セブンと言えば、常温の塩パンも記憶に新しいが果たして。
・ひょっとして
「セブン プレミアム 塩パン3個入り(税別298円)は、2025年春に出た商品とのこと。常温のセブンの塩パンは、個人的には「悪くはないがもう一押しほしい」という印象だった。
それで済まさず繰り返し、今度は冷凍にして出すというところに、セブンの塩パンにかける思いの強さが感じられる。これは、常温の時よりも進化しているのではないだろうか。
そんなワクワクとともに購入した、セブンの冷凍塩パン。表示によれば、自然解凍後または電子レンジで温めたのちに、1000wのオーブントースターで温めることで外はカリッと、中はふんわりとした食感になるという。
セブンの常温塩パンが温めることで美味しさアップしたことは、以前当サイトでも紹介した通り。今回ははじめから焼いて温めを前提にしている点に、期待が高まる。
「ひょっとして、ひょっとするんじゃないの……?」
・食べやすい
表示に従いレンチンの後、オーブントースターへ放り込む。90秒温めてみたが、焼きが甘そうに見えたのでもう数十秒と思っていたら、あっという間にやや焦げてしまった。
その後も何度か試したが加減が難しく、このあたりはオーブンと解凍具合によるのだろう。とは言え、小麦の良い香りがして食欲をそそられる。
かじってみると外はカリッと中はふわっとしていながらも、小麦がどしっとした重量感があって、食べ応えがありよい感じだ。底にはバターが塗られているのか、口に入れた瞬間ジュワっとする。
ただしこのジュワっとさが、冷凍されていた時の状態など、そのほかの要因もさまざまありそうだが、パンを若干シナッとさせてしまっているようにも感じた。これもまた、結局は筆者の温め方が完璧ではなかったせいかもしれない。
塩は表面にまぶされているほか、生地にも練りこんであって、しっかりしょっぱい。塩自体はすっきりとした味わいなので、食べやすい塩パンと言えるだろう。
・明太フランスと比べて感じたこと
塩パンの隣に『明太フランス(税抜298円)』が置いてあったので、こちらも併せて食べておくことにしよう。塩パン同様にレンジで温め、1000wで約2分焼く。
またもや焦がしてしまって恐縮だが、やはり外はカリッとそしてフランスパンならではの弾力があり、中はふわっと仕上げることができた。
パンの切込み部分に明太がたっぷり入っていて、口に入れるたびジュワっと溢れてきて美味しい! 端から端までしっかり明太が入っているところも良かった。
なるほど、塩パンと明太フランスと食べてみてよくわかった。塩パンはシンプルであるが故に、ちょっとしたことが目に(舌に?)付いてしまうのだ。
明太フランスは明太というパンチある、どう転んでも失敗しない味付けであるがゆえに細部は気にしないでいられる。一方の塩パンは小麦と塩と、ちょっとバターだけのもの。
すべての歯車がカチッとかみ合わなければ、諸手を挙げて喜ぶことができないのかもしれない。加えて冷凍保管状態と解凍具合、レンジ&オーブンという、個人の能力も必要とされる。
記者としてはその点が最も大きな壁だと感じたが、つまりセブンの冷凍パンは、なかなか難しい……というのが率直な感想だ。もう何度か購入し、自分なりに程よい塩梅を見つける必要がありそうだ。
参考リンク:セブンプレミアム 塩パン、PR TIMES 執筆:K.Masami Photo:Rocketnews24.
▼明太フランスも美味しかった。
▼焼く前