【ニュージーランドT】(中山)後方で脚を溜めたイミグラントソングがゴール前で差し切り重賞初制覇|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI
中山11Rの第43回ニュージーランドトロフィー(3歳GII・芝1600m)は2番人気イミグラントソング(石川裕紀人騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分32秒4(良)。クビ差の2着に1番人気アドマイヤズーム、さらに1馬身1/4差の3着に5番人気コートアリシアンが入った。
イミグラントソングは美浦・辻哲英厩舎の3歳牡馬で、父マクフィ、母エルノルテ(母の父ディープインパクト)。通算成績は5戦2勝。
レース後のコメント 1着 イミグラントソング(石川裕紀人騎手)
「(最後は素晴らしい脚で)馬がよく頑張ってくれたと思います。前回から継続して乗せていただきましたが、前回は人気を裏切る形になってしまったので、その反省を生かして乗ろうと思っていました。明らかな成長はまだこれからだと思いますが、今日のデキに関しては良かったです。中山のコース形態が凄く合う馬なのかなと思いますし、スピードが持続できるのが強みですね。あとは東京でそれが生かせるかだと思います」
2着 アドマイヤズーム(友道康夫調教師) 「負けはしましたけど前哨戦としては良かったです。本番に向けて輸送も経験しましたし、次につながる競馬ができました。馬運車でも馬房でも落ち着いていましたし、成長しています」
3着 コートアリシアン(菅原明良騎手) 「ゲートも僕が乗せていただいていたときより出ましたし、折り合い面でも成長を感じましたし、なんとか我慢していました。勝負どころは馬場の悪いところを通らざるを得なかったのですが、それでも終いは伸びて力のあるところを見せてくれました」
4着 プリティディーヴァ(J.モレイラ騎手) 「この馬にとっては悪くないスタートが切れましたが、他の馬と比べるとそこまで速くはありませんでした。このクラスのペースになると位置取りは後ろになってしまいますが、レースのなかではリズム良くスムーズに運べました。直線脚を使ってくれましたし、狭くなったら内に切り替えてよく頑張ってくれました。仕上がりは良かったです」
5着 ミーントゥビー(松岡正海騎手) 「今回はレースまでのアプローチを変えて臨みましたが、ゲートも出ましたし、したい競馬はできました。良くなっていますから今後に期待したいです」
12着 ムイ(今村聖奈騎手) 「厩舎の方がうまく調整してくれていました。レースは途中からリラックスしてくれましたが、本来の末脚を使えませんでした。綺麗な馬場の方が、この馬の持ち味を生かせると思います」