グーグルPixel 10 Proはすでに今週登場のiPhone 17 Proに「勝利」している

先月のイベント「Made By Google」イベントで、Pixel 10 Proファミリーが発表された。4機種(Pixel 10、10 Pro、10 Pro XL、10 Pro Fold)は批評家から高い評価を受け、すでに販売中だ。アップルの恒例となっている9月上旬の発表会では、日本時間9月10日にiPhone 17とiPhone 17 Proが披露され、その後数週間後に発売される見込みだ。 今後、多くの直接的な比較が行われることになるが、筆者はPixel 10 ProとiPhone 17 Proの対決が中心になると予想している(サムスンのGalaxy S25+も多少絡んでくるだろう)。販売台数という点では、iPhone 17 Proがより人気のある機種になることに疑いはない。 しかし、勝利とは単なる販売台数だけの話ではない。オンラインサービスの売上を生み出すために、プラットフォームに消費者を引き込み、スマートフォンの将来の方向性を決定することが重要なのだ。 その勝者はアップルがリングに上がる前にすでに決まっているのかもしれない。 ■Pixel 10 Proのカメラ 長年にわたり、写真性能はメーカーが消費者を自社のスマートフォンに惹きつけると信じてきた指標だった。そのため、スマートフォンで撮影される写真や動画には重きが置かれてきた。 今や、撮影前・撮影中・撮影後の各工程は、品質向上のためのAIと、高度な計算に基く編集機能の活用に大きく依存している。グーグルはPixel 9ファミリーで市場に対して写真機能に大きく注力し、その勢いを増すアプローチをPixel 10 Proでも継続している。 ユーザーは写真を編集する際に、その違いを間違いなく実感するだろう。Pixelの「編集マジック」は生成AIツールを活用し、背景のオブジェクトを消去したり、照明を調整したり、写真全体の雰囲気をリアリティを保ったまま変えたりすることができる(たとえば、真昼の明るい太陽光も簡単に補正できる)。アップルはより自然な写真に軸足を置いてきたが、Pixel 10 Proが提供する卓越した創造力と、これまで不可能だったショットを撮影できる能力は、ユーザーにとってより魅力的なものだ。

Forbes JAPAN
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