【なるべく週刊エモト】「ここ何年かで一番スカッとした」 阪神がカブス&ドジャースに快勝
サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏(77)が、カブスとドジャースを連破した阪神に、快哉(かいさい)を叫んだ。「ここ何年かで一番スカッとした」と最大級の評価。必然的に、順位予想も変動アリ?!(構成・内井義隆)
--阪神がカブスとドジャースを、いずれも3-1で下しました
「アメリカさんに対しては、やたらとこうべを垂れる風潮に、クギを刺してくれた。プレシーズンゲームとはいえ、開幕直前の重要な戦いで完勝。もう遜色はない。ここ何年かで一番、スカッとしたよ」
--手放しで
「ゲーム内容も申し分ない。中でも才木、石井クラスとなると、メジャーの主力レベルだ」
--才木はドジャース戦で先発し5回1安打7奪三振で無失点。石井は抑えとして1回無安打2奪三振とぴしゃり
「しかも2人とも、勝負球に真っすぐを使って空振りを奪っている。昔のメジャーは真っすぐに強く、変化球でかわすしかなかったからね」
--そうでしたか
「エモトも登板した1978年のレッズとの日米野球では、日本チームは2勝14敗1分け。日本のレベルは相当、上がっている。逆に向こうのレベルは、下がっている。もはやアメリカだ、メジャーだと、あがめることはないんだよ」
--考え方も変わる
「さて、変わるといえば、だ。年明けの『週刊エモト』からずっと、今年のセは巨人、パはソフトバンクと言いまわってきたけど…」
--はい
「ごめん。あの試合を見せられたら、阪神を上に持っていくしかないわな」
--おっと、優勝
「それもふまえて、正式な順位予想は、来週のこのコーナーで」
--お願いします
「そして最後にもう一度、高知商高の後輩、藤川監督へ。キャンプ中の対談で『ドジャースには絶対勝ちます』と力強く宣言してくれた。『頑張ります』くらいしか言えない監督とは、違うじゃないか。まさに有言実行。土佐のいごっそう(快男児、頑固で気骨ある男)。よくやった。ペナントレースでも、見せてもらいたいね」